2008年12月19日金曜日

初冬の田園散策

暖かかった昨日に比べ今日は予報の通り平年並みに冷え込んだが、それでも風が無くてそれほど寒く感じない。 久しぶりに近くの田園散策に出掛けみようと何時ものように先ず街外れに用水路沿いを歩く。 カワセミがいないかどうかを探るのが目的だが今日は留守。
橋を渡って田圃の中の小径を行き里山を背にした立派な倉のある家に差し掛かる。

更に行くと、周囲に四季折々の花が植えてある農家がある。 1月になると路地の入り口に植えられているロウバイの花を見せてもらうのを楽しみにしているのだが、今頃は何が咲いているだろう・・・と覗いてみる。 ロウバイの木は未だ葉を付けている。
でもよく見ると、なんと蕾が一杯ついていて中に花が開いているのもある!  葉のあるうちに咲いてるロウバイに出会ったのは初めてだ。
その先の里山の中腹にある妙楽寺を見上げると、センダンの樹が実をたわわに付けているのが見えた。 こんなに一杯実をつけているのを見たのは初めてかも・・・と一瞬思ったが、 そういえば例年だとヒヨドリに大半が食べられた跡を見ることが多いからからかも・・と気がついた。 今年はヒヨドリが来ないのだろうか・・・。
今日は平年並みの気温に戻って寒くなると思っていたが、暖かいお日様と風もない穏やかな天気に汗が滲み出る。 冬の間中このくらいの陽気なら良いのになあ・・と思いながら歩いていると、行く手の柿の木に小鳥が飛んで行くのが見えた。
望遠で覗いてみると、柿の実を啄ばむヒヨドリとそれを見ているツグミの姿! そうか! 美味しいごちそうがあるからヒヨドリは未だセンダンの実を食べる必要が無いんだ!・・・と納得。
やがて谷津田の中の小径に入る。 里山にまだらに混じる黄葉が暖かそうだ。この葉っぱが落ちると北総も本格的な冬になるんだよなあ・・・。