2008年10月22日水曜日

「ウメバチソウ」の花を求めて・・・

今日は次第に天気が悪くなるとの予報だったので、天気が崩れる前に行ってみよう・・と食虫植物群落地として国の天然記念物に指定されている成東の湿原に出かけた。
着いてみると、湿原は既に草紅葉の様相だ!
最初に目に入ったのはこの可愛らしい「ヤマラッキョウ」の花だった。
辺りを見回すとあちこちに紫の花も見える。 「リンドウ」だ! 
管理棟の掲示板には普通のリンドウも咲いていると出ていたが、見かけたリンドウは殆ど葉が細い「ホソバリンドウ」だった。
お目当ての「ウメバチソウ」を求めて木道に入ると、探すまでもなく直ぐに見つかった。 
ちょうど良いときに来たみたいで、いたるところに咲き始めている!
この湿原ではこの清楚な「ウメバチソウ」が花園の千秋楽を飾る花、毎年この花に会いに来るのが秋の恒例行事になっている。
お目当ての「ウメバチソウ」や「リンドウ」に出会った後、他にどんな花があるのか探しながら湿原の木道を行くと、咲き残ったこの「サワヒヨドリ」の花に出会う。
湿原のあちこちに点々とこの赤い「ワレモコウ」の花が見える。 ところどころに「オミナエシ」も未だ咲いていた。
「ミゾソバ」でもないし、湿原だから「ママコノシリヌグイ」でもないし・・・と首をひねったが、この湿原に「ナガバノウナギツカミ」というのが生えることを思い出した。 タデ科の花はいろいろあって判別が難しい。
他にはもう目に付くものが見当たらないなあ・・と湿原を見渡す。 
ススキの遥か彼方に屋並が見えるが、こんな所に高原の花が咲くとは・・・と何時まで経っても信じがたい思いがする。
いろいろ珍しい花を堪能して帰路に着くことにした。

ふと停めた車の脇の草むらに目をやると、シーズンを待ちきれずに「ホトケノザ」が咲いていた。