2008年9月16日火曜日

線路際の秋

我が町の成田線の酒々井駅から成田に向う線路際の土手は野草の楽園、そろそろセンニンソウが終わってオオバクサフジが咲く時期だ。 朝から降っていた雨も上がって陽が射し始めた午後、散策がてら家内と遠回りの買い物に出かけたついでに寄ってみた。
駅前の広い空き地では、雲の合間から射しこみ始めた陽光に「キンエノコロ」が輝いて眩しい程!
駅前に置かれたプランターに白い花。 何だろうとを覗いてみるとそれはこんな所に誰が植えたのか蕎麦の花だった。 清楚でしとやかな蕎麦の花についうっとりとしてしまう。
踏み切りに来た途端に警報が鳴り出して遮断機が下りた。 やがてやって来て駅に停車した成田空港行きの快速電車がなかなか発車しない。 何も駅に到着する前から遮断機を下ろすことも無いだろうに・・・などと勝手なことを思いながら電車が発車するのを待つ。
遮断機が開くのももどかしく線路際の道に行くと、期待に違わず夏草の中に「ツルフジバカマ」の姿を発見した!
更に行くと、今度は群れて咲いている「オオバクサフジ」に遭遇! 久しぶりに出会って嬉しい限りだ。
線路際の土手が終わって里山の縁に出る。 見ると「ヌスビトハギ」が既に実を付けている! 今年は秋の足音が例年に無く足早に聞こえてくる。