2008年8月19日火曜日

真夏の野草

昔からお盆の前後には決まって一旦涼しくなる。 今年も数日過しやすい日が続いたが、今日は又蒸し暑くなってうんざりするような天気に逆戻り。
こんな暑い最中に、田圃近くの荒地に咲きだす「ボタンヅル」を求めて稲が重そうに穂を垂れる稲刈り間近の田園に繰り出した。
お目当ての荒地に着くと、探すまでも無くあちこちに咲き始めている「ボタンヅル」の花が目に入った。 雑草にもかかわらず清楚で綺麗なこの花、「センニンソウ」とよく似ていて以前は区別がつかなかった。 最近は切れ込みのある葉を見て直ぐにそれと分かる。 この写真、現像してみたら大きな「カラスウリ」の蕾が写っていてびっくり。

ボタンヅルに出会ったから今度はツリガネニンジンを探しに行こう・・と車を返していつもの北総台地の里山を目指す。
谷津田の奥の斜面に目を凝らすが「ツリガネニンジン」の姿は未だ無い。
 遠くにオレンジ色の花が見えたので行ってみるとそれは「キツネノカミソリ」だった。 今頃咲きだしているとは・・、やっぱり今年はだいぶ開花が遅いようだ。
斜面には、先日来た時にはちらほらだった「コマツナギ」のピンクの花が随分増えていた。 この群落は嬉しい限りだ。
鬱蒼と茂り始めた「アキカラマツ」や「ヒヨドリバナ」に埋もれて「ツリガネニンジン」が咲き始めていないかなあ・・と目を凝らしていたら、斜面の上の方に白い花が固まって咲いているのが目に入った。 センニンソウだ!・・と嬉しくなって斜面を登って撮ったのがこの写真。 「ボタンヅル」とは違って花が一回り大きく葉が丸いのが特徴だ。 お盆になると草が刈られて出会うことが難しくなるこの花に会えてほんとに嬉しい。