2008年7月28日月曜日

成東食虫植物群落地の夏

強烈な暑さの中、思い切って天然記念物の成東食虫直物群落地を訪れた。 モウセンゴケの花に会いたくて・・・。
成東湿原に着くと、何やら鳥の声が賑やかに聞こえてきた。 ゲゲゲギョッギョッギョ!というオオヨシキリの合唱の中で一際高い笛を吹くような声。 近くの電線に飛んできたセッカの声なのだ!
辺りを見渡すと、広い湿原のあちこちには予想通り「コオニユリ」が咲き乱れていた。 
この花を見ると昔山で出会ったクルマユリを思い出して懐かしくなる。
この草原の中に咲くあの小さなモウセンゴケの花を見つけるなんて容易じゃないよなあ・・・と何時もここに来ると思うのだが、 やっぱり会いたくなって木道の上から目を凝らす。 すると比較的大きい白い花が目に入る。 サギソウだ! ボランティアの世話が実って今年も綺麗に花を咲かせている。 例年この花に会うのは8月に入ってからだったので何だか得した気分だ。
モウセンゴケは・・と目を凝らして歩いているとやっとそれらしき花が目に入ったが、こんなに小さな花だったかなあ・・・とあまりの小ささにがっくり。 こんなに小さかったことをすっかり忘れてたので、持って来たレンズでは対応困難。 これは大失敗・・と思ったが、仕方ないので証拠写真程度でお茶を濁すことにした。
ピンクの花を咲かせる「コモウセンゴケ」も探してみるがどれも未だ蕾ばかり。 やっとのことで咲いている花を見つけたものの、これも同じように小さ過ぎて持参のレンズは役立たずだ。

それでもともかく花に会えて気分爽快、大汗をかいてやって来た甲斐があったというものだ。