2008年6月26日木曜日

押し寄せる人の波

25日午後、義父のお通夜に息子と出かけた。 家内は一足先に実家に帰っている。 
千葉の田舎からだと東京の実家まで2時間強、新幹線に乗ったら新潟に着いてしまう位の小旅行だ。 夕方のラッシュアワーが始まる時間に電車を乗り継いで行くのだから結構疲れる。 怪しい雲行きだったが幸いなことに雨にだけは合わなかったので助かった。

斎場に着くと新潟から駆けつけた親戚と久しぶりの対面、 お互いの健康状態から始まって趣味の事まで話が尽きない。

その晩は、翌日の本葬の時間が早いので予約しておいた新宿の東京都庁近くのホテルに宿泊。 すっかり変わってしまった西新宿、ホテルへの道すら定かでない。 ようやくホテルに着いたら既に夜の10時を回っていた

朝目が覚めて朝食をとりに21Fのレストランへ。
窓の外を見ると、目の前に雨が降り注ぐ空に向って都庁舎の高層ビルが聳えていた。 










今日は予報どおり雨、チェックアウトの後新宿駅まで朝のラッシュアワーで混み合う地下道を歩いた。
  幅10m以上はある地下道を駅に向って歩いていた10数分間、恐ろしいほど途切れること無く押し寄せる人の波に圧倒され続ける!  なんて人の数の多いことか!

  さすがに高層ビルが立ち並ぶ新宿副都心、人を飲み込むスケールには驚嘆するばかり。 

黙々と歩いてくる人の大群を見ていると、TVで見たアフリカ・サバンナのあらゆるものを踏み潰してゆく「ヌーの群れの大移動」のシーンを思い出した。 
昔、通勤に新宿駅や東京駅を利用していた頃にはこんな情景は見たことは無かった。 駐在中に体験したマンハッタンの通勤ラッシュも、こんなに恐ろしい気分になったことはない。

人ごみをかき分けるようにしてようやく新宿駅へ。 そこから電車に乗って本葬の時間の20分前に斎場に到着した時には既にくたびれ果てていた。