2008年6月15日日曜日

田園に咲く季節の花

今日は思い切って田園散策に行ってみることにした。 手始めは一番身近な3.5kmのコース、4ヶ月ぶりともなるとさすがに足が重く感じてくじけそうになる。 それでも500mを過ぎた辺りから次第に足が軽くなってきて、辺りの草むらに目が行くようになる。
最初に出会ったのがこの可愛い「ノハラナデシコ」だった。
国道脇の鬱蒼と茂った草むらの脇を歩いていたら、その中に「オカトラノオ」が咲いているのを見つけびっくり。 いつもだと里山の中に分け入った時しか出会うことの無いこの花が、国道脇に咲いていたのだからほんとに驚いた。
里山の切り通しのような場所を行くと、見上げたクマノミズキの樹に花が付いていた。 梅雨時の雨に煙った里山に、白い花を傘のようにまとったクマノミズキが点々と見える情景を懐かしく思い出す。
切り通しを下ると、田圃の縁の斜面にホタルブクロが咲いていた。 この時期、我が家の庭同様あちこちの草むらはホタルブクロが今盛りだ。
里山の縁の藪はこのスイカズラも今盛りだった。
水田脇の湿地が白い花で埋め尽くされている。 クレソンの花だ! 今がこの花の季節だったか・・と久しぶりの花をしみじみと眺めた。
里山の縁の小径を谷津田の奥に向って歩いていると、 前方の土手に白い花が群れて咲いているのが目に入る。 ヒメジョオンの群れだ! こうして群れて咲いてるとこの雑草も意外に綺麗に見えるなあ・・と感嘆。
更に行くと、山側の廃寺跡の樹にびっしりと咲く花が目に入る。 この時期の里山を飾るテイカカズラの花だ! この辺りの里山には樹木に絡まって咲くこの花がほんとに多い。
田圃の畦道に入ると黄色く輝く花が目に入った。 ケキツネノボタンの花だ! しばらく歩いていないのでなんだか随分久しぶりに出会ったような気がして懐かしい。
近くにコメツブのように小さい青い花がある。 キウリグサの花だ! 気をつけてさえいれば何処にでも生えているこの草にも、随分久しぶりに出会ったような気がして嬉しさがこみ上げてきた。


随分久しぶりだったがやっぱり田園を歩くのは気分が良いもんだ!