2008年5月19日月曜日

覚えられない花の名

毎年、この時期になると庭の片隅で元気よく咲き出すキキョウの仲間がある。 栽培種のこの花の名が一向に覚えられないのだ。

今日も又この花の名を奥方に聞くと「カンパニュラ・アルペンブルー」との返事。 早速調べてみたら、旧ユーゴスラビア北部原産の「カンパニュラ・ポシャルスキャナ」というもので、「アルペンブルー」という流通名で売られているらしい。
この鉢の中に密集して咲いているのを奥方は「ベルフラワー」と呼んでいた。 外国では釣鐘状の花はなんでも「ベルフラワー」にしてしまうからなあ・・と調べてみると、和名が「オトメギキョウ」で「ベルフラワー」が流通名。 何とこの花も旧ユーゴスラビア北部原産だと!

今庭のあちこちにシランが咲いている。 この花、意外に生命力があるようで年々勢力を広げている。 中に白花のシランもある。 花びらにほんのり赤味があってなかなか優雅。 この花、流通名は「クチベニシラン」、 魅惑的な名前をつけて売らんかな・・の魂胆か。

裏庭の通路際に小さなピンクの花が・・・と気がついて覗き込むと、それは何のことはない咲きはじめた雑草のハルジオンだった。 こんななんのことはない雑草を見ている方が不思議に気が休まるのは何故だろう?
ひょろひょろ伸びた茎に小さな白い花が付いているのを見つけた。 「ユキノシタ」の花だ!  あまりに目立たないので例年見損なうことも多いが、ちょうど咲き始めたところに気がついてよかった!・・と安堵。 この花の表情はほんとにユニークで見飽きない。