2007年12月10日月曜日

印旛沼周辺の冬の鳥

雲の隙間から時折陽も射す穏やかな陽気、今日は冬鳥をじっくり探してこようとこの印旛中央水路周辺の干拓田に行ってみた。
最初に出会ったのは今シーズン最初の「ツグミ」。 この鳥に出会い始めるといよいよ冬の到来を感じる。 いつものように、近寄るとその先へ飛んで逃げて待っているしぐさはまるで鬼ごっこを楽しんでいるようだ。
芦原で動く鳥を見つけた。 目を凝らしていると姿を現したのは芦原ではこれまであまり見かけたことがない「ジョウビタキ」の雌だった。



賑やかな声がする! 近寄ると一斉に飛立って逃げてゆくのは「カワラヒワ」の群れ。 「スズメ」かと思うくらいの大群にびっくりする。 

草の上に腰掛けてじーっとしていたら、近くの芦原にその群れがやって来た。 我が家周辺でも良く見かけるこの「カワラヒワ」、「スズメ」にも負けぬくらいいっぱい住んでいるってことを知ったのはつい最近になってのことだ。
田圃の方からツーンと芦原に飛ん行く鳥の姿を目撃。 ゆっくり近づいてみるとそれはスマートで姿勢が良い「ホオジロ」だった。 何だか知らないがこの鳥に出会うと嬉しくなるのが不思議。
静まり返った芦原が揺れ鳥の気配。 やがて芦の中にこれまであまり見たことがないスズメのような小鳥が姿を現した。 小刻みに尾っぽを振るこの鳥は「ビンズイ」だ! 


ひとしきり芦の中を飛び回っていた「ビンズイ」が姿を消して再び芦原に静寂が戻る。

ふと、遠くの芦原で小鳥が出たり入ったりするのが見える。 早速カメラを構えながら静かに歩いて行くと、 道端から鳥が飛び出して芦原に逃げ込んだ。 逃げ込んだ辺りの芦原に目を凝らすとそこに今シーズン最初の「カシラダカ」が潜んでいたのだ!

「カシラダカ」に出会った後北印旛沼へ行った見ることにした。

北印旛沼の土手の上から見渡すと、辺りはすっかり冬枯れの景色、何時に無く水鳥の姿が少ないようだ。 何処かに食事にでも行ってるのだろうか・・・。



ぼんやり沼の風景に浸っていたら、岸べ近くで泳ぐ変わった水鳥に気がついた。

変わった髪形のこの鳥は「カンムリカイツブリ」だ! こんな髪型の人、TVで見たことあるよなあ・・・なんてつまらぬことに感心してしまう。
遠くの水面でも2羽の鳥が泳いでいる。 望遠で覗いてみると、のんびり泳ぐこの鳥は「ハジロカイツブリ」のようである。