2007年8月13日月曜日

猛暑に咲く花々 (その2)

今日も夏雲が多く、時折にわか雨が落ちたりしたがやっぱり猛烈に暑かった。 
歳とともに体力低下の加速度が増す。 それを少しでも抑えるためには体を動かさねば・・と、今日も野山に繰り出した。 さすがに猛暑の今頃は2-3km歩くのが関の山、それでも大汗をかくと運動した気分になって気が休まるというものだ。

今日最初に出会ったのは草いきれのする草むらで出会った「ガガイモ」の花。 この草は何の仲間だろうと調べたらガガイモ科ガガイモ属なのだという。 なるほどこんな変わった花に似たのに出会ったことは無い。

次に出会ったのはこの「アメリカイヌホオズキ」だった。 「イヌホオズキ」と良く似たナス科ナス属のこの雑草は、花の色が薄い紫色で実が光っていることが特徴。  この雑草、草むらなら何処にでも生えているのだが、ナスの花に似た小さな花を見るとついシャッターを押してみたくなる。

この辺りの里山の縁にはこれから秋にかけてこのキク科フジバカマ属の「ヒヨドリバナ」がやたらと茂る。 秋には1m以上に成長するこの草はあまりにけたたましくて風情が無いが、咲き出したばかりの今の時期は意外としおらしくて好きなのだ。

こんどは樹陰の道端で「キツネノマゴ」に出会った。 「狐の孫」とは変わった名なので気になっているのだが、その由来は未だ分からない。 林の縁等にあちこちで群生してるこの草、どこかシソ科の「ウツボグサ」に似ているような気がして調べてみたが、これはなんとキツネノマゴ科キツネノマゴ属だという。 植物の分類は分からぬものだとつくづく思う。

里山の縁ではこれまで見たことが無い不思議な花に出会った。 どれも下向きにうつむいていて花の顔が見えないのだ。

カメラを地面に着けるようにしてやっとのことで記念撮影のがこの写真。 調べたら、このシャイな草はキク科ガンクビソウ属の「サジガンクビソウ」という種類のようである。 首を垂れて咲く姿からガンクビソウと名が付いたらしいが、誰が付けたのか知らないが、あんまりじゃないの・・と思ってしまう。 ちなみに「サジ」と付いているのは葉っぱの形かららしい。