2007年8月10日金曜日

猛暑の里山に秋近し

今日も朝から猛烈に暑くなった。 午前中くらいはエアコン無しで居たいのだが、どうにもたまらなくなってスイッチを入れてしまう。 暑いからとエアコンの効いた家に篭っていてはまずいか・・と思い直し、里山を少し歩いてくることにした。 

この辺りで比較的野草が多い里山に行ってみると、「ありゃー!」と思わず声を上げた。 里山の斜面は殆ど綺麗に刈り払われていたのだ。



ヤマユリはもう終わりだが、フジバカマやアキカラマツも綺麗に無くなっていた。 里山の自然を守る為には手入れが欠かせないと分かってはいるが、もうちょっと先にしてくれたら良いのに・・と勝手なことを思いながら裸の斜面を眺めていたら、

ワラビが一本伸びているのが目に入った。
なるほど、逞しい野草は刈られても直ぐに新しい芽を伸ばしてくる! これも手入れされたお陰、放置されて荒れ放題の里山は笹が生い茂るだけなのだから・・・。

見ると山裾にコマツナギのピンクの花が残っているではないか!  この花だけは刈らずに残してくれたんだ!・・・と、なんとも嬉しい気持ちにさせられる。

この暑さの中に「ワレモコウ」も頭を出している。  暑い真夏の真っ只中だというのに、もう秋の足音が忍び寄っている。
一番端の草の伐り残された所に行ってみると、そこには「ツリガネニンジン」が咲いていた。

この花があの伐り払われた斜面に咲き誇るのももう直ぐ。 野草は刈られても刈られても直ぐに芽を伸ばして花を咲かせるから・・・。