2007年5月23日水曜日

佐倉城址の森

珍しくここ数日素晴らしい天気が続いて、 今日の天気予報は真夏日。 三日前に出会ったテイカカズラの花を見たくなって、 朝の涼しいうちに佐倉城址の森へ行ってみることにした。
緑濃くなった城跡の森には今盛りのスダジイの花の香が立ち込めている。
普段近くで見ることの出来ない里山一番の高木、スダジイの花が城跡の高台から間近に眺めることが出来た。 それにしても何とおびただしい数の花だろう! これが皆ドングリになるのだろうか? 


その後、お目当てのテイカカズラの花を求めて古木の茂る森へ。
「きっと江戸時代からそこに立ち続けているに違いない! 」・・と思える古木の幹を、あのテイカカズラの花が絡み付いて咲いている。 この何か神秘的な様子に魅せられて、毎年ここを訪れている。


心地よい緑のトンネルを歩いているとあちこちで紫の花をたわわに付けた栴檀の樹に出会う。 もう既にこの花の時期だったのだ!

早速毎年眺める大きな栴檀の樹を見に行ってみた。 この樹を見渡せるのはかなり離れた場所。 いつも望遠レンズを着けて遠くから眺めているが何時見てもその大きさには圧倒される。
栴檀の花の上品な紫がなんとも云えない。 今日は風の加減かそれともスダジイの匂いに負けてしまったのか、この花のあの心地よい香りが全くしなかったのはちょっと残念だった。
谷間に下りて姥が池に行ってみた。 今ちょうど睡蓮の白い花が咲き誇っている。 岸辺にはキショウブカキツバタが咲いていた。
この先の菖蒲田は未だ緑一色、賑わうのは6月になってからのようだ。