2007年5月8日火曜日

里山の初夏

今日は真夏のように霞が掛かった空から照りつける太陽が暑かったが、里山のヤマフジを見るために久しぶりに近くの谷津田へ向う。

谷津田の周囲の里山の縁は今ちょうど1cmにも満たない小さなタニギキョウが花盛りになっていた。
タニギキョウの群落に続いて現れたのは樹陰でよく見かける小さなスミレの群落。 ツボスミレともニョイスミレとも呼ばれるこのスミレ、草むらから精一杯背を伸ばして小さな花を咲かせている。


里山に懸かるヤマフジを探したり、里山の斜面に目をやったりしながら歩いていると、
傍らの斜面に咲く紫の小さな花が目に入った。 それはホタルカズラだった。 もうこの花の季節だったか!・・と一瞬驚いたが、そういえばもう5月に入ってるんだから別に不思議でも何でも無い。
谷津田の奥までやって来ると、前方の杉の樹のてっぺんから滝のように咲くヤマフジが目に飛び込んできた。 ここのフジを毎年見に来るのだが今年も凄い!と思わず歓声を上げてカメラを向けた。
でもヤマフジが綺麗に咲くという言うことは山の手入れが行き届いていないということだから、喜んでいいのか悪いのか・・・。




谷津田の周囲を一周して明るい台地に出るころには額も背中も汗ぐっしょり。
ふと足元を見るとピンクやブルーの小さな花が群れていた。 ニワゼキショウだ。 その中に何やら別の花が咲いていると思って覗き込んでみると、これが今まで見たこともない形のニワゼキショウだった。 こんなに花びらが多いのに出会ったのは初めてだ!