2007年7月31日火曜日

いよいよ梅雨明けが近いか?

お盆で一族が集まった土日は猛烈に暑かったが、昨日は一転寒いくらいの陽気になって、午後には激しい雷雨に見舞われた。 雷が鳴るといよいよ梅雨が明けて本格的な夏がやってくるのも遠くない。 
今朝も涼しい朝だったが、昼近くになると陽も射し出して暑くなり、家の近くでミンミンゼミも鳴きだした。 今年最初の蝉の声だ!

陽が射し出した庭を見てみると、赤いゼラニュウムの花が目に入る。 
いつでも咲いてる常連のこの花、他に花の無い時期だけしかカメラを向けたことが無い。
このベゴニアも我が家の庭の常連さん。 始終見ていると何の感動も起こらないが、こうして眺めてみるとなかなか可愛い花だと気付く。
もう一つ別のベゴニアも咲いている。 このほのかな橙色の花も良く見るとなかなか可愛い。
もう一つ咲いている。 ちょっと変わったメキシコ原産の「コエビソウ」という花だ。 奥方がどこからか貰ってきた当初は随分変わってる花だと珍しがっていたのだが、長年見続けていると何も感じなくなってしまう。 人間はほんとに現金なものだ。

他に撮る花もないし・・と草薮のような庭を見ていたら、
黒っぽい実をつけたホウチャクソウに気がついた。 
良く見るとあちこちにはびこったこの草はどれも実をつけている。
暑い夏が来ても直ぐに又秋がやってくるのか・・・と思わずにはいられない。

2007年7月30日月曜日

無精な性格

27日に久しぶりに撮ってみたお月様のこの写真を見て、 「当然三脚を使ったんだろ?」と友達に言われた。 
そう言われればああいう写真はそれが当然なのかもしれないと思う。 でもそうでないのが生来の無精者、面倒くさい三脚を使うことは滅多に無い。 

何故だろう?・・と考えてみると、
第一の理由写真をプリントしない主義であることにあると思い当たった。 
生来の無精者にとってはプリントするとその写真の整理が面倒だし、保管スペースにも困るからもっぱらPC媒体に保管してディスプレー画面で眺めるのが一番。
画面で見るだけだから画質はプリント用よりラフでよく、きめ細かく撮る必要も無いので感度を上げてシャッタースピードを早くし、手持ちでぶれないことだけ気を付けて撮れば良いというもの。 これは無精者にはうってつけ、デジタル技術はほんとうにありがたいと思う^^。

それでもやっぱり三脚を使はなければ撮れないこともある。 マクロ撮影で手前から奥までピントを合わせたいとき等に、絞りを絞ると感度を目いっぱい上げてもシャッタースピードがかせげなくなってしまうからだ。 そんな時は仕方ないので三脚を持ち出すがそれもせいぜい庭でのこと、無精者はそれを担いで外に出歩くことはほとんど無い^^
立ち木や壁で体を支えたり、それが無理なら撮るのを諦める^^。

ちなみに上の写真は400mmズームだけで撮ったもの。 2倍のエクステンダーを装着したのに比べるとやっぱり大きさが随分違う。 条件はISO800、F10、1/160で、こちらはAFが効くのでピントはおまかせ、もちろん体を窓の手すりで支えて手持ちで撮ったものである。

2007年7月27日金曜日

久しぶりのお月様

今年の梅雨はほんとに長い。 年間を通じて天候不順だった去年の梅雨時の日照時間は空梅雨だったおととしより29%も少なかったが、今年も又この時期の日照時間はおととしより31%も少なくて、去年よりも更に3%も下まわっている。 
にもかかわらず、関東地方は雨量が少なくて水不足が心配されているというのだから自然はなかなかうまく行かないものだとつくづく思う。 これも地球温暖化のせいなのだろうか・・・。

ここ数日、久しぶりに梅雨明けを思わせる晴天が続いた。 今日はもう真夏のような猛烈な暑さ、こう暑くては日中何もする気が起こらない。
夜になって、ようやく風が涼しく感じられるようになった空に月が煌々と輝いていた。 

久しぶりに月を見たような気がして撮ってみたくなり、早速400mmズームに2倍のエクステンダーを着け、ISO-800、F6.3、1/125で撮って、トリミングしたのがこの写真。



梅雨明けは近そうに思えるのだがどうなることやら・・・。

2007年7月25日水曜日

里山の夏の花

昨日に続いて今日も晴れ、関西は梅雨明けしたと報じていたから関東地方もそろそろ明けて欲しいと思わずにはいられない。 なのに明日から又天気は崩れると言っている。 
晴れているうちに里山の様子を見て来ようと、先日ヤマユリの蕾を見た谷津田の奥に行ってみた。

見ると田圃脇の山の斜面に点々とヤマユリの白い花が咲いている。 この場所にフジバカマやヒヨドリバナに混じってこんなにヤマユリが咲いているとは知らなかった。
ヤマユリの花を巡り歩いていたら未だ咲き残るコマツナギに出会った。 見回してみてもさすがにこの前ほどの数はないが、好きなこの花に出会えて嬉しくなる。
更に行くと、一際大きく育ったアキカラマツが花をたわわに付けていた。





この時期にあまり来たことが無かったので知らなかったが、ここにこんなにヤマユリが咲くと分かって大収穫。

今度はヤブミョウガの群落がある里山に行ってみようとそこを後にして農道に出た時、

道に覆いかぶさるように立つ合歓の木に未だ咲き続ける花を見つけた。 この花を見ると合歓好きな人間は撮らずにいられない。




本佐倉城址の誰もいない工事用駐車場の木陰に車を停めてヤブミョウガの咲く里山までウォーキング。 昨日に引き続き湿度が低くて比較的爽やか。 それでも日向の田圃道はやっぱり暑く、木陰道に入るとほっとする。

谷津田の中には既に稲が実を付けている田圃もある。 谷津が奥まった場所にある廃寺跡の大きなサルスベリは蕾をいっぱい付けている。

田圃の畦を通り抜けてお目当てのヤブミョウガが群生する森に入ると、あたり一面あの白い花で敷き詰められていた。 「里山を守る会」が綺麗に手入れしてくれたお陰である。

2007年7月24日火曜日

スカシユリ咲く太東岬の浜辺

今朝は昨日までの天気が嘘のような快晴。 朝窓を開けるなり、この天気なら太東岬海岸スカシユリを見に行こうと即座に決心。 朝飯を済ませてすぐさま成東の湿原と同時に天然記念物第一号に指定されたこの海浜植物群落地に向った。
海水浴シーズンが始まって賑わい始めた九十九里浜を南下し、一ノ宮を過ぎて太東岬灯台の南の浜辺に着くと、小さな砂丘にはスカシユリが今盛りと咲いていた。
スカシユリが自生する姿が見れることなど、WEB友達に教えてもらうまで思ってもみなかったので、初めて見たときにはほんとに感激したことを思い出す。
見渡してみると、何だか最初に見たときより花の数が増えているような気がする。 
今回もまた岬の突端に立つ太東岬灯台をバックに撮ってみた。
スカシユリは花びらの付け根が空いていることから来ているというのを知ったのは最近のこと。 数年前に北海道旅行中に間近にこの花を見たのがきっかけだったのだ。
葉の長さも他のユリより短くて、その付きかたも変わっている。 まるでサボテンかなんかのようである。
スカシユリの群落の中に終わりかけたハマユウの花が一株だけ咲いているのが印象的だった。

2007年7月23日月曜日

マクロで覗く庭の花

今日もまた朝からしとしとと霧雨が降る一日だった。 関西は梅雨明けだと言うのに関東地方はほんとに何時まで続くのだろう・・・。 夕方になってやっと霧雨が止んで庭に出てみると、未だ花を付たウツボグサが目に入った。 ふと、100mmマクロに2倍のエクステンダーを着けたらどうなるだろう?・・と早速退屈しのぎに遊んでみることにする。
薄暗いので感度を上げてファインダーを覗くと、ファインダーの中にぼんやり巨大な花が見える。 倍率が格段にアップしたのは良いが被写界深度が極端に浅くなって、手持ちでのピント合わせは容易じゃない!  

近くに奥方が鉢に植えた紫の花が咲いていたのでこれも撮ってみることにした。
鉢から枝垂れて咲いている可憐なこの花、聞いたら「ストレプトカーパス・サクソルム」と言う名だそうだが、ファインダーを通して覗いたこの花のアップはおせじにも可憐とは言えない代物だ! この花の素性を調べたらアフリカ原産のイワタバコ科の栽培種だった。

この前から咲き続けている「アキノタムラソウ」をこのレンズで覗いてみたら、 これもやっぱりあまり可愛い感じがしない。




夕方になると咲き出すハゼランも小さな花を咲かせていた。 
早速覗いてみると、ファインダーの中にはかって見たことが無い大きさで見えている! こういう小さな花を撮る時に2倍のエクステンダーを着けるのは正解だ! と嬉しくなった。 


何か他に試してみるものは無いかなあ・・と見回していたら薮のような庭の片隅に
ミズヒキの赤い花穂が目に入った。 天気が悪いので花は閉じていたが、米粒より小さなこの蕾に焦点を合わせてみたのがこの写真。



こうしてみると、2倍のエクステンダーを着けて撮るのも結構面白い!

明日・明後日は「曇り後晴れ」と天気予報で言っていた。 さーて、どうしょうかなあ・・。

2007年7月20日金曜日

成東湿原の花々

朝窓を開けると久しぶりに空が眩しい。 今日こそは成東の食虫植物群落地の湿原に行ってみようとコオニユリやモウセンゴケの花に会いたい一心で身支度整えて家を飛び出した。
途中今満開の合歓の花を眺めながら湿原に到着、歩き出して先ず目に入ったのはヌマトラノオの白い花だった。
行く手のコガマが茂る湿原にはオレンジ色の花が見える。 お目当てのコオニユリの花だ! 未だかも・・と心配していたが咲いていて嬉しくなる。
湿原の柵際にちょっと見慣れぬ花を見つけた。 カキドオシかな・・と思ったが葉が違うだけでなく季節も全く違うので何だろうと辺りを見回した。 すると近くで「ヒメナミキ」と書いた札を見つけた。  そういえばこの名には見覚えある! 何年か前に撮った記憶が蘇ってきた。
コオニユリに会いたかった! 近くでじっくり見てみたい・・と咲き誇るこの花を巡って歩く。 この花を見ると高山に咲くクルマユリを思い出して何とも懐かしい気分になる。
そういえばここにはオニユリもあるはず・・と探してみるとやっぱり以前見た場所に咲いていた。 花だけ見るとコオニユリとの区別はつきにくいのだが、茎の色の違いや葉の付け根に黒いむかごがあるので分かる。

管理棟で記帳して湿原の中の木道を行く。 
今の時期、モウセンゴケやコモウセンゴケの花が咲いているかもしれない・・と目を凝らすがなかなか見つからない。
何やらピンク掛かった数ミリの花を見つけたが木道からちょっと遠くて撮りにくい。 何とかマクロで撮ってみたが、この花は「ホザキノミミカキグサ」だった。
更に木道を行くと、今度は白い花を見つけた! この花はどうやら「モウセンゴケ」のようだ。 やっぱり咲いていた!と嬉しくなるが、小さ過ぎて木道の上から撮るのは一苦労。
ピンクの花も見つけた。 これが「コモウセンゴケ」だ! 九十九里浜に近いこんな暖地の湿原にモウセンゴケが生育してるなんて・・、初めて知ったときはほんとに驚いたものだ。
目を凝らして歩いてゆくと小さなピンクの花があちこちで目に入る。 さすがに国指定天然記念物第一号の食虫植物群落地だけのことはあるなあ・・・と感心しながら歩いていたら「ノハナショウブ」が咲いていた。
今日は珍しく時折陽が射して湿原は暑かった。  額の汗をぬぐって帰ろうとした時、アザミの花に綺麗な蝶が飛んできた。 見るとそれは「ヒメアカタテハ」だった。

2007年7月19日木曜日

プランターに生えたキノコ

このところ朝起きると直ぐに窓を開け空を眺める日々が続いている。 
今朝も又相変わらずどんよりした曇り空、ほんとに何時になったら梅雨が明けるのかとうんざりしてくる。
その上ここ数日喉が痛むといって医者から貰った抗生物質を呑んでいた奥方がなかなか起きてこない。 様子を見に行くと、薬のせいか眠くて起きれないという。
しかたなく一人で朝食を済ませぼんやり庭を眺めていたら、窓際のプランターの中に見たことの無い白い小さなものが生えていた。

じめじめした日が続いたお陰でキノコまで生えてしまったようだ。 このキノコ、調べてみたが何という名のキノコか分からない
すぐ近くに先日咲き出しているのに気がついたアキノタムラソウが咲いている。 今日は幾分明るくて撮りやすそうなのでその花をマクロで撮ってみた。
今頃から咲くのにどうして「アキ」と付けたのか分からないが、秋の野に咲く姿が一番美しいから・・と名づけた人の思い入れがあったのかも。

2007年7月17日火曜日

アキノタムラソウ

昨日の青空が嘘のように今日は朝から雨が降ったり止んだり、台風一過の晴れ間は続かなかった。 夕方、この珍しく本格的な梅雨は何時まで続くのだろう・・・と窓から霧雨の降る空を恨めしく眺めていたら、

薄暗い庭の片隅に咲きだしたアキノタムラソウのブルーの花が目に入った。 
未だ夏本番前だが、これから秋にかけて周辺の野山はこの花の季節になるのだと思うと感慨深い。

2007年7月16日月曜日

房総風土記の丘のヤマユリ

今朝は台風一過の爽やかな天気を期待したのに曇り空。 それでも次第に空が明るくなってきたので房総風土記の丘ヤマユリの様子を見にいってみることにした。
風土記の丘に着くころには雲が切れて青空が覗き始めていた。 駐車場に車を停めて昨日の台風でちぎれた小枝が散乱する林の中に入る。

樹木の生い茂る山道を行き、やがて少し開けた場所に出た時、傍らの草むらにヤマユリが咲いているのが見えた。
やっぱり咲き始めてる! と嬉しくなって更に奥に進むと、ヤマユリの優雅な姿があちこちに現れ始めた。
中には花びらを大きくカールしたモダンな花もある。
今度はまるで栽培種のように色鮮やかな花に出会う。
自然のヤマユリと言っても一つ一つに個性があることが良く分かる。




1.5kmくらい歩いただろうか、森の中の遊歩道の終点までやって来るとさすがに汗びっしょり。
周遊コースを戻りかけた時、固まって咲くこのヤマユリに出会った。

2007年7月15日日曜日

散ったマンリョウの花の不思議

台風が接近してきたお陰で今日は朝から雨が降り続き、家の中まで湿気が充満して不快この上なかった。 これではたまらないと今年初めてエアコンの除湿スイッチを入れる。 
そのうち台風もだいぶ弱って沖合いを通過したらしく、たいした風も吹かぬうちに雨も上がってきた。 

退屈して庭に出てみると、マンリョウの花がだいぶ散っていた。 
散った花をつまんでみて驚いた。 なんと花びらがプラスチックで出来てるみたいに固いのだ! 
その上花びらには雄しべをそっくり付けたまますっぽり抜け落ちている。 樹の方をみると花びらを落とした跡には雌しべがしっかり残っていた!
この写真は幾つか拾った花びらを並べて撮ったもの。

2007年7月14日土曜日

マンリョウの花が咲いた!

毎日じめじめとした日が続いている。 今年の梅雨はなんか久しぶりに梅雨らしい梅雨になった気がする。
今日も又朝から雨、その上大きな台風が接近中でここ数日大荒れになりそうだ。
そろそろ近くの里山はヤマユリの季節、あちこち見て歩きたいのだがこの雨ではままならないと、退屈して庭を眺めていたらマンリョウの花が咲き始めていることに気がついた。
いっぱい付いている小さな蕾がどんな花を咲かせるのか楽しみにしていたのだが、100mmマクロで撮ってみたら こんな花だったとは・・・とびっくり。

2007年7月12日木曜日

川村美術館の庭園の花

このところ梅雨空が続いているが、 朝起きて空を見ると久しぶりに明るい空。
今日は隣町に住む昔の仕事仲間の誘いを受けて川村美術館の大賀蓮を見に行くことになっていたが、 これなら雨も大丈夫と喜び勇んで家を飛び出した。
お馴染みの川村美術館の森の径を行くと、そこには既にこのヤマユリが咲き始めていた。
未だ蕾の方が多いのだが、このヤマユリの花を見るといよいよ夏だと実感する。 





森を抜けて蓮田に下りると、そこには既に何人ものカメラマンや見物客が繰り出していた。
1週間前のここのホームページに盛りを過ぎたが未だ咲いていると出ていたが、見るとなるほど花の跡の方が多い。




蓮田に目を凝らしながら綺麗に咲いている花を探し、
見つけるたびにシャーッターを切る。






そうこうしているうちに眼鏡が曇ってきて時折汗をぬぐわずにはいられない。 ほんとに蒸し暑い!
それにしても大賀蓮というのはほんとに大きい。 こんなのが弥生時代にも咲いていたんだから当時の人はどんな風にこの花を見ていたのだろう・・・と不思議な気分になってしまう。
蓮池の隣の池には何種類かの睡蓮が咲いている。 中でも清楚なこの白い睡蓮がが一番多い。
見るとその中に黄色い睡蓮も咲いている。 この色も落ち着いていてなかなか良い。
赤い睡蓮もある。 熱帯のきらびやかな睡蓮と違ってこれは比較的地味な花だと思った。
脇に紫の綺麗な花を付けた水草が茂っていた。 ホテイアオイだ!  この葉は良く見かけるが花をじっくり眺めたのは初めてかもしれない。



それにしても蒸し暑い! 額はじっとり汗が滲み、ファインダーと眼鏡が曇って撮りづらいことこの上ない。
レストランで休憩の後、入り口近くの林の中でこのヤマホトトギスに出会った。 この花が咲く時期だったとは・・・とちょっとびっくりの一時だった。