2007年5月10日木曜日

風になびく早苗

今日は午後から天気が崩れると言う予報だったが、昨日に引き続いて朝から夏の陽気。 今日は定期通院の奥方を送った後の待ち時間を北印旛沼近くの干拓田で過すことにした。

台地を下って中央水路に出る。
ふと水路脇に白い小さな花を付けた潅木が目に入った。 それはノイバラだった。 この花を見るとまさに初夏を実感する!
水路の向こうには里山のスダジイの森が初夏の色になっている。 まるでブロッコリーの固まりのようにもこもこと聳えるスダジイの大木、今の時期が一番見応えがあって眺めるのが好きである。
暑くて車の窓を開けると風が音を立てて吹き込んできた。 見ると田植えが終わったばかりの干拓田はみずみずしい早苗が風になびいている。



こんな田圃の情景が何ともいえず懐かしい。 心安らぐこの情景が体の中の遺伝子に組み込まれているに違いない。
印旛沼の方向に目をやると、何処までも田圃が広がっている! 何度見ても「広いなあ!」と感嘆してしまう。




田圃の景色に浸りながら農道を走る。 何ともいい気分だ。
ふと先方の田圃の中に鳥の群れが盛んに餌をついばんでいる。 そーっと車を近づけて望遠レンズを構えた。 
この鳥、調べたら初対面のキヨウジョシギ(京女鴫)だった。