2007年4月2日月曜日

咲き揃う花々

4月に入って桜の花も満開になり、いよいよ春本番って感じだが、朝方の雨が上がった後も天気はあいにくどんより雲ってすっきりせず、今にも雨が落ちてきそうな空をうらめしく眺める。
庭はと見ると、随分前から他の花に先駆けて咲き始めたサクラソウが、冴えない天気を吹き飛ばすようにプランター一杯に咲き誇っている。
ハナカイドウは・・と見ると、こちらもここ数日の暖かさで一気に花を咲かせてしまった。この花が咲くといつも思うのだが、なんて賑やかな咲き方だろう!
裸の枝に点々と赤紫の米粒のような蕾をつけていたハナズオウ、 庭の片隅で蕾がだいぶ大きくなっているなあ・・と近くに寄ってみると、なんともう花が開いている! これを見るとしみじみ春を感じて嬉しくなる。

ところで「ハナズオウ」って言う変わった名の由来を知りたくなって図鑑を見ると、 そこには原産は中国で17世紀頃渡来してきた「花蘇芳」と書く園芸植物とある。 これでは名の由来が分からぬので「蘇芳(スオウ)」で調べたら、古来から赤紫色の絵の具の原料に使われたこの名の植物(樹)があるのだということが分かった。 この絵の具の色の花が咲くことから名が付いたのかもしれないと勝手に想像して独り得心。

モミジの根元のニリンソウも何時の間にか花の数が増えている。 この花、点々と咲く姿も愛らしいく、群生して咲く姿もなんとも言えず清清しい。 だから出会うたびにカメラを向けずにはおられない。
昨年は数輪しか咲かなくてがっかりしたこのヤシオツツジが今年は一杯花を付けてくれて嬉しい限り。 見ると大きなマルハナバチが花の中にもぐりこんでいるのが見えた。 ぬいぐるみで出来てるようなまるまっちくて可愛いこの蜂、図鑑を探したら色や形が「トラマルハナバチ」という種類によく似ている。