2007年3月20日火曜日

春の里山散策

今日は昨日の冷たい風も幾分おさまって青空が広がる良い天気だった。 このところ平年並みと言うけど寒い日が続いている。 この気温なら歩くにはちょうど良いとばかり、少し遠くの里山まで約7km近くのウォーキングに出かけることにした。
街並みを抜け田圃の畦道を抜けて樹木の茂る山径を往く。

イヌシデの大きな樹を見上げると、ついこの前まで何も無かった梢は何時の間にかは黄緑に変わっていた。 望遠レンズで覗いてみるともう房状の花を付けている。


樹林を抜けてオオイヌノフグリやホトケノザ、ナズナ等の雑草が咲き乱れる北総台地の畑中を往くころには、すっかり体が暖まってしっとり汗が滲む。

やがて又入り組んだ谷津の田に下り山際の小径を往くと、 あちこちにフキノトウが顔を出していた。





この谷津田の奥の山際は、毎年楽しみにしているカタクリの自生地。 暖冬の今年はもう咲き出してるかも・・・と斜面を眺めながら往くと、
あの独特のカタクリの葉が目に入り、更に目を凝らすとあちこちに蕾も顔を出していた。 でも未だ咲いている花は見つからない。 今日は20日だからここのカタクリに関しては例年通りの開花になりそうだ。 

又来週あたり見にこよう・・とそこを後にする。 

谷津の入り組む上り下りの多いわが町はトレーニングには持って来い。 又坂を上って台地に出ると「ふー」と一息。  放置されたからし菜が花を付けている畑中の径を延々と歩く。
やがて行く手の畑がピンクに染まっているのが見えた。 一面ホトケノザが咲いているのだ! こんな情景が小躍りするほど大好きで、出会うと必ずシャッターを押している。


そろそろ歩き始めて2時間が経つ。 家路に着こうと近道の曲がりくねった農道に入って往くと、先日まで線路脇をピンク色に飾っていた川津桜の並木が既に若葉色になっているのが遠くに見えてびっくり。  季節が往くのはほんとに速い!と感嘆しながら歩いていると、
脇の農家の庭に赤花のミツマタが咲いているのが目に入った。  この辺りでは滅多にお目にかかれないこの花、思わず立ち止まってしばらく眺めさして頂いた。