2007年2月5日月曜日

珍鳥発見!?

今日の日中はほんとに暖かくなった。 こんな陽気ではいろんな花が一斉に咲き出すのでは・・・と気になりだして、又ウォーキングがてら近くの谷津田に行ってみた。
この辺りでは真っ先に咲き揃う山裾のお寺の紅梅を見に行くと、予想通りもう既に見事な満開を迎えていた。
いつもは遅いその奥の白梅は・・と見てみると、 こちらも既にだいぶ咲き揃っているではないか! こんなに暖かくてほんとに良いのだろうか・・と心配になる。



谷津田の畦道を歩いていると汗が出てきた。 対応が間に合わず冬支度で歩いているとは言え、未だ2月が始まったばかりだというのに汗をかくとは想定外だ。
畦のオオイヌノフグリも、すでに全盛期を思わせるように咲き誇っている。





田を起こす人の姿もちらほら見える谷津田を行く。 
気配を察したのか、行く手の田圃から鳥の群れが飛び立って里山の樹木の中に消えた。 何の鳥だろう・・と鳥の消えた林に目を凝らすが遠くて良く分からない。
大きな杉の樹の中にうごめく影に気がついて望遠レンズで覗いてみると、それは今まで見たこと無い鳥だった。 大きさはムクドリ位はありそうだが姿形はツグミに似ている。 でも色や模様が全く違うのだ!

後で図鑑を調べてみると、お腹の模様が多少違うが「ウタツグミ」と言う鳥に似ているような気がした。 でもこの鳥、日本では迷ひ鳥として現れたのを観察した記録はあるが本来日本に飛来しないようである。 では一体何だろう・・・。 何れにしても珍しい鳥には違いない!と嬉しくなる。
(2月7日、日本野鳥の会のHPを覗いていたら、出ていた「ビンズイ」の写真がこれに良く似ていることに気がついた。 改めて図鑑を見てみると背中の色の濃さが違うが模様は確かにビンズイにそっくり。 その上、「冬は群れになる」とか「・・尾をよく縦に振る」との記述を見て、そういえばセキレイのようによく尾を振る鳥だったことを思い出した。 これは間違いなく初対面の「ビンズイ」だろう)
珍しい鳥を見た余韻に浸りながら帰路に着いた。
歩いていると、田圃から枯れ芦の中に逃げ込む鳥が目に入った。 カシラダカだろうなあ・・と思いながら芦の茂みを覗いてみると、その鳥はアオジだった。

暖かいとは言え未だ田園は冬鳥の季節のようだった。