2007年2月28日水曜日

紅白椿

我が家の庭の紅白の椿が、このところの暖かさで一斉に咲き揃ってきた。
この椿、この地に一緒にやって来て以来毎年のようにもう一本の白い椿に先駆けて綺麗な花が咲き揃う。
毎年のように枝ごとに違った模様の花が咲くのを窓越しに眺めては、どうしてこんな咲き方をするのかなあ・・・と不思議でならない。




この樹の裏側に赤い色だけの花が咲いていることに気がついた。
狭い庭だから樹の向こう側は隣とのフェンス、 どんな風に咲いているのかフェンスにへばりつくようにして眺めてみた。 不思議なことにこの花は何処にも白い模様は無い。 この椿、 ほんとにどういう仕組みになってるんだろう・・・?

2007年2月26日月曜日

初春の里山

昨日の冷たい風がおさまり、朝から良い天気だった。 昨日の名残で午前中は寒かったが次第に気温が上がって午後には心地よい散策日和になったので、近くの里山を散策してみることにした。
そろそろミツマタの花も咲き出しているに違いないと、里山の登リ口にある農家に向っていると、
傍らの雑木林にキブシの花が咲き始めていた。 キブシ科キブシ属のこの樹は全国の雑木林には何処にでも生えているというのだが、何も無い初春の里山でこの花に出会うとほんとに嬉しい貴重な花だと思ふ。
坂を上る途中の農家の庭を覗いてみる。 この前まで小さな蜂の巣のようだったミツマタの蕾は既に大きく脹らんで花が咲き始めていた。  春になると毎年のようにここを訪れては飽きずにこの花を撮っている。 

その先のもう一軒の庭先にはウグイスカグラの樹があることを思い出し行ってみることにした。 
このスイカズラ科スイカズラ属のウグイスカグラという樹も、全国の日当たりの良い雑木林に普通に生えているのだが、4月から5月にかけて淡紅色の1-2cmの漏斗状の可愛い花をさかせるので毎年出会うのを楽しみにしている。
この樹が生えていた辺りを探してみたが葉を落とした雑木はどれがどれだか区別がつかない。 未だ2月だから無理も無い・・と諦めかけた時、 傍らの樹の小さな蕾を見つけた!こんなに脹らんでいるなら咲き出すのももう直ぐかも!

里山の縁には既にジロボウエンゴサクの柔らかそうな可愛い葉が10cmくらいに育っている。 蕾を探したが未だのようだ。
日当たりの良い斜面に来た。 
ここにはスミレが咲いてるはず・・と見回すと、探すまでも無く数輪の可愛いスミレが咲いていた。




早春のこの時期、里山の林の中にヤマネコノメソウが咲き出すことを思い出し、早速林の中に分け入ってみると、
予想通りあちこちにこの変わった形の花が咲き始めていた。 
それにしても、何度見てもこの花は変わった花である。

初春の里山

昨日の冷たい風がおさまり、朝から良い天気だった。 昨日の名残で午前中は寒かったが次第に気温が上がって午後には心地よい散策日和になったので、近くの里山を散策してみることにした。
そろそろミツマタの花も咲き出しているに違いないと、里山の登リ口にある農家に向っていると、傍らの雑木林にキブシの花が咲き始めていた。 
キブシ科キブシ属のこの樹は全国の雑木林には何処にでも生えているというのだが、何も無い初春の里山でこの花に出会うとほんとに嬉しい貴重な花だと思ふ。
坂を上る途中の農家の庭を覗いてみる。 この前まで小さな蜂の巣のようだったミツマタの蕾は既に大きく脹らんで花が咲き始めていた。
春になると毎年のようにここを訪れては飽きずにこの花を撮っている。


その先のもう一軒の庭先にはウグイスカグラの樹があることを思い出し行ってみることにした。 このスイカズラ科スイカズラ属の樹も、全国の日当たりの良い雑木林に普通に生えているのだが、4月から5月にかけて淡紅色の1-2cmの漏斗状の可愛い花をさかせるので毎年出会うのを楽しみにしている。
この樹が生えている辺りを探してみたが葉を落とした雑木はどれがどれだかよく分からない。
未だ2月だから無理も無い・・と諦めかけた時、ふと傍らの樹に小さな蕾があるのを見つけた! もうこんなに脹らんでいるなら咲き出すのももう直ぐのようだ!



里山の縁には既にジロボウエンゴサクの柔らかそうな可愛い葉が10cmくらいに育っている。 蕾を探したが未だのようだ。
日当たりの良い斜面に来た。 ここにはスミレが咲いてるはず・・と見回すと、探すまでも無く数輪の可愛い花が咲いていた。




早春のこの時期、里山の林の中にヤマネコノメソウが咲き出すことを思い出した。
早速林の中に分け入ってみると、予想通りあちこちにこの変わった形の花が咲き始めていた。 
それにしても、何度見てもこの花は変わった花である。

2007年2月25日日曜日

今日は久しぶりに朝から冷たい北風が吹いて真冬の寒さになった。 ほんとならこれが2月の陽気なのだが、急に寒くなると体が付いてゆけないから情けない。
出歩く気になれないので庭を覗いてみるとボケがもう3輪咲いていて、ブルーベリーの蕾の先もふくらんで、花のピンクがだいぶ目立つようになっている。
例年暖かくなるとクルメツツジの根元に顔を出すミスミソウの葉が大きくなっている。
そろそろ蕾が出てきていないかなあ・・と目を凝らすと、地面の上になにか白いものがある。 よく見るとそれは咲き出したミスミソウ(雪割草)の花だった! もうミスミソウが咲き出したか!・・・と改めてこの異常な冬に驚く。
窓際のサンシュユの樹を見上げて又驚いた。 いつの間にか蕾から黄色い花が覗いていたのだ。
  日当たりの悪い我が家のサンシュユはこの辺りで一番遅く咲き出すのだが、こんなに早くから咲き始めるとは信じられな~い!

2007年2月22日木曜日

春うらら

今朝も暖かいなあ・・と思いながら窓を開けると、意外にも家々の屋根に白く霜が降りていた。 今日は寒いのかなあ・・と思ったのもつかの間、陽が昇るに連れて直ぐに暖かくなってきた。
こんな日に田園を歩いたら気持ち良いだろうなあ・・と思うともうじっとしてられなくなって家を飛び出した。 
梅の香漂う街並みを抜け、嬉しいウグイスの初音を聞きながら里山を下ってのどかな田圃に出る。
田圃の彼方に今盛りと咲き誇る梅の樹が春を謳歌しているようだ。
田圃の畦のあちこちで、春の陽光を浴びたオオイヌノフグリのブルーの星が煌いている。
ホトケノザも負けじと咲き誇る。
里山の南斜面に沿って点在する集落の農道を行く。
農家の庭の梅の古木も満開、枯れ草を焼く煙に霞んでいっそううららかな春を感じさせていた。
とある農家の庭先でミモザの花が咲き出しているのを発見!
こんなに早く咲き出すとはびっくりだ。

2007年2月19日月曜日

漂う梅の香

昨日の雨も上がって今日はうららかな日和となった。 我が家のみすぼらしい梅ノ木にも例年に無く花が咲き出したので、きっと見ごろになっているに違いないと佐倉城址の梅林を訪れた。
青空の下に白やピンクに霞む梅林はもう八分咲き、中に入ると良い香りが辺り一面に漂っていた。
梅林と言うと普通どこか寂しげな雰囲気があると思うのだが、ここの梅林は華やかさを感じて好きである。
この白梅もほのかに赤味を帯びていてるのが良い。
この優しいピンクの紅梅も又良い。
梅の樹を見上げると、このところ我が家の庭には来ることが少なくなったメジロが盛んに飛び交って蜜を吸っている。 それもかなりの数のメジロだ!
厳しい冬を乗り切ったメジロが春を謳歌しているようである。

2007年2月18日日曜日

早すぎる!

今日は日曜日というのに朝から雨模様。 毎日が日曜日の身分にとっては関係ないのだが、長年の習性でやっぱりなにか損した気分になってしまうからおかしなものだ。
午後、雨が小降りになった庭を見て驚いた。
なんとこの雨の中でボケの花が咲き出していたのだ。
去年は何時ごろ咲きだしたんだろう・・と記録を探してみると、最初に咲いているのを撮ったのは3月半ば、今年はほんとにどうなってんだ!

2007年2月17日土曜日

クリスマスローズが咲き出した!

今日は久しぶりに空気が冷たくなって寒かった。 天気も午前中は陽が出たり陰ったりしてたが午後からだんだん崩れてきて夜には遂に雨が降ってきた。
こんな陽気ではせっかく咲き揃ってきた梅でも見に行こうか・・と言う気にもならない。
退屈しのぎに庭を覗いていると、育った葉の陰にクリスマスローズが咲いていることに気がついた。
この花、地べたに這いつくばるように下向きに咲くので何時も気がつくのが遅くなる。
そういえば紫色のほうは何時も遅いがどうかなあ・・・と覗いてみると、なんとこちらももう咲き始めていたのだった。
我が家の庭は、この花が咲くのを合図にいろんな花が咲き始めるのだ。

2007年2月15日木曜日

春うららの印旛沼公園だが・・・

今日は南風が吹いてとても2月とは思えない陽気だった。 
新宿御苑ではサンシュユの花も咲き出しているとの便りを聞いて、もしかして印旛沼公園も咲き出してないだろうか・・と気になっていたので早速出かけてみることにした。
戦国時代の師戸城の跡に散策路が巡らせてある印旛沼公園、この時期は梅の花サンシュユの花を見るのが楽しみで毎年のように訪れている。
梅林に行ってみると既に花が咲いてはいるのだが、なんか花の数が少ないような気がする。 未だ咲き出したばかりなのかと思ったが、よく見るとここの梅は蕾もあまり付いていないようだ。 今年はどうしたことだろう・・・。
紅梅も咲いている。 でもやっぱり花の数が少ないようだ。



一番奥の本丸跡近くのサンシュユ林に行ってみた。 
最盛期になると遠目にも黄色い塊のような樹が見えるのだが、風通しの良い城跡だけにやっぱり未だなのか・・と近くに行ってみると、なんと蕾もあまり見当たらない。
これはどうしたことかと数本の樹を見上げていたら、やっと開きかけた花を付けた樹を見つけた。
それにしても今年はどうなっているのか、こんなことは初めてだ。
ちょっとがっかりだったが、西印旛沼を眺めて帰ることにした。
城跡の縁には藪椿が今盛りだった。

2007年2月12日月曜日

川村美術館の春

今日は昨日と打って変わってポカポカトした穏やかな天気になった。 こんな陽気なら年寄も出歩けるに違いないと、この時期毎年訪れる川村美術館の庭園に母親を連れて行くことにした。
我が家周辺ではもう咲き終わっているのだが、里山に囲まれたこの辺りは寒いのか、庭園に下る坂道の脇にはちょうど咲き出したロウバイが陽の光に輝いていた。
更に行くと、フクジュソウが目に入った。 何も無いこの時期、真っ先に咲き出す鮮やかな黄金色のこの花には何時も元気を貰うような気がする。
木漏れ日の射す林の中の道端のいつもの場所、見ると今年も可憐なユキワリソウが咲き出していた。
そういえばセツブンソウも咲いてるに違いない・・と何時もの場所に行ってみる。 すると探すまでも無く、あの清楚な花が見つかった。 あの星野や秩父の群落を思い出して懐かしさがこみ上げる。


この美術館の池でオシドリが観察されたとインターネットに出ていたのを思い出し、早速池の近くに行ってみる。
日向はポカポカと暖かかったが、 池の近くは思いのほか風が冷たかった。
噴水の波紋の中を白鳥が泳ぎ、対岸の日向で水鳥が日向ぼこをしている。 だが何処にもオシドリの姿は見えない。


今日は何処かに行って留守なのかなあ・・・と諦めかけたとき、樹陰の岸辺で小さな水鳥の泳ぐ姿。 
遠くてよく見えなかったがとりあえず望遠レンズで覗いてみると、これがなんとオシドリだ!
夢中でシャッターを押していたが、ふと岸辺にレンズを向けたとき、そこに何羽ものオシドリが群れているのが目に入った。
こんなに居るとはびっくり、そういえば何時も情報を送ってくれる方の写真の中に群れてるのがあったが、あれは此処のオシドリかも知れないなあ・・と思った。

2007年2月10日土曜日

我が家の庭の足早な春

一昨日、庭の梅の樹が2輪の花を付けているのを見つけたばかりなのに、このところの暖かさで一気に咲き出して今日見たらもう10輪以上咲いていた。
このまま行くと、数年前のように駆け足で春が行ってしまわないかと気が気でない。

隣の斑椿は・・と見てみると、こっちももう咲き始めている! 
何処よりも遅い我が家の庭の花達だが、咲くのが今年は異常に早い。
ボケはどうかと覗いてみると、今にも咲きそうなほど蕾が大きく脹らんでいた。
年が明けてからも真っ赤に紅葉した葉を落とさずにいた隣のブルーベーリーを見てみると、こちらも花芽が大きく脹らんでいる。
  こう暖かいと、休む間もなくけなげに生命の営みを続けなければならぬらしい。
冬と言うのに次第に葉を茂らせてきたクリスマスローズ、葉の陰を覗いてみると既に大きな蕾が育っていた。

2007年2月8日木曜日

今日も昼間はポカポカした陽気になって、 例年、この辺りで一番遅く咲き出す庭の梅が2輪咲いた。 こんな陽気だと宗吾霊堂の梅はもうだいぶ咲いているに違いないと、このところ何処にも連れて行ってなかった母親を誘って見に行くことにした。
つい先日、節分で混みあった境内はいつもの静けさに戻っている。 門前の土産屋は開店休業のように人気が無い。
俳句の吟行でしばしばここを訪れたという母親が、昔を思い出すようにゆっくり補助カートを押して行く。
門を入った本堂脇に紅梅が綺麗に咲いていた。
近くに行って見上げてみると、 もうだいぶ咲き揃っている!
お堂の裏手に回って行くと、白梅が目に入った。 もうこんなに咲いているとは!・・とちょっとびっくり。 
今年はほんとに暖かいのだ!
桜の花のような華やかさは無い梅の花、待ち遠しい春の光を控えめに伝えてくれてれるのがなんとも嬉しい。

2007年2月5日月曜日

珍鳥発見!?

今日の日中はほんとに暖かくなった。 こんな陽気ではいろんな花が一斉に咲き出すのでは・・・と気になりだして、又ウォーキングがてら近くの谷津田に行ってみた。
この辺りでは真っ先に咲き揃う山裾のお寺の紅梅を見に行くと、予想通りもう既に見事な満開を迎えていた。
いつもは遅いその奥の白梅は・・と見てみると、 こちらも既にだいぶ咲き揃っているではないか! こんなに暖かくてほんとに良いのだろうか・・と心配になる。



谷津田の畦道を歩いていると汗が出てきた。 対応が間に合わず冬支度で歩いているとは言え、未だ2月が始まったばかりだというのに汗をかくとは想定外だ。
畦のオオイヌノフグリも、すでに全盛期を思わせるように咲き誇っている。





田を起こす人の姿もちらほら見える谷津田を行く。 
気配を察したのか、行く手の田圃から鳥の群れが飛び立って里山の樹木の中に消えた。 何の鳥だろう・・と鳥の消えた林に目を凝らすが遠くて良く分からない。
大きな杉の樹の中にうごめく影に気がついて望遠レンズで覗いてみると、それは今まで見たこと無い鳥だった。 大きさはムクドリ位はありそうだが姿形はツグミに似ている。 でも色や模様が全く違うのだ!

後で図鑑を調べてみると、お腹の模様が多少違うが「ウタツグミ」と言う鳥に似ているような気がした。 でもこの鳥、日本では迷ひ鳥として現れたのを観察した記録はあるが本来日本に飛来しないようである。 では一体何だろう・・・。 何れにしても珍しい鳥には違いない!と嬉しくなる。
(2月7日、日本野鳥の会のHPを覗いていたら、出ていた「ビンズイ」の写真がこれに良く似ていることに気がついた。 改めて図鑑を見てみると背中の色の濃さが違うが模様は確かにビンズイにそっくり。 その上、「冬は群れになる」とか「・・尾をよく縦に振る」との記述を見て、そういえばセキレイのようによく尾を振る鳥だったことを思い出した。 これは間違いなく初対面の「ビンズイ」だろう)
珍しい鳥を見た余韻に浸りながら帰路に着いた。
歩いていると、田圃から枯れ芦の中に逃げ込む鳥が目に入った。 カシラダカだろうなあ・・と思いながら芦の茂みを覗いてみると、その鳥はアオジだった。

暖かいとは言え未だ田園は冬鳥の季節のようだった。