2007年12月27日木曜日

初冬の坂田ケ池

「良い天気も今日まで、明日から新年にかけて荒れ模様」との天気予報。 今年のカメラ遊びが出来るのは今日しかないかも・・と大掃除もそこそこに風土記の丘にある坂田ケ池に行ってみた。
もしかして「ミコアイサ」に出会うかも・・と淡い期待をしながら広い池を見渡すと、

初冬の穏やかな陽に光る湖面は例年通り「ハシビロガモ」の群れで賑わっていた。
見渡してみると何時ものように「オオバン」の姿も結構多い。






風も無く、陽の当る湖岸を歩いていると体がポカポカしてくるほど暖かい。

池の中ほどの枯れた蓮の日溜りに鴨の群れが首を背中に突っ込んで眠っている。 見るとかなり小ぶりの鴨だ。 足音を聞きつけたのか岸辺近くで寝ていた鴨が泳いで逃げ始めたのをカメラに納めて家で調べたら、「コガモ」と言う種類の鴨だった。

対岸の林の縁にやってきた時、小さな小鳥が池にせり出した小枝に止まるのが目に入った。 目を凝らすとそれは「モズ」だった。
林の縁に赤い実をつけた背の高い樹に小鳥が飛び交っていた。 何の樹だろう?・・とよく見るとそれは柿の木、その実にメジロの群れが集まっていたのだった。
それにしてもこんな雑木林に柿の木が生えているとは・・と不思議な気がしたが、普通の柿に比べて実が随分小さい。 これが野生の「ヤマガキ」ってやつなのかなあ・・・。

2007年12月24日月曜日

麻賀多神社の大杉

今日は絶好の大掃除日和。 朝から奥方に命じられるままにトイレ、換気扇、玄関、カーテンレール等の掃除に汗を流す。 その合間にそっと抜け出して宗吾霊堂の先の麻賀多神社に行ってみた。 境内の大杉を手に入れたばかりの広角レンズで試し撮りしたかったからだ。
これまで何度か撮っているここの大杉、直径3メートル近くあって「東日本一」と言われているのもうなずける。


昼なお暗き境内の奥に立つこの巨木はこの神社のご神木。
その由緒を書いた看板を見ると、この樹は1370年前にこの神社が祭られた時に植えられたのだと言う。
それにしてもほんとに大きくて何度見ても圧倒される。
以前は近くに入れなかったが、何時出来たのか大杉を一周する木道が出来ていた。
樹を見上げながら周りを一周。 雷に打たれたのか強風で折れたのかこの樹の上部は陽の射す辺りで無くなっているようだ。
広角レンズで撮るとどうなるか・・と柵の中に身を乗り出して撮ってみたのがこの写真。

2007年12月22日土曜日

広角レンズの試し撮り

数日前、以前から欲しいと思っていたEF17-40mmの広角レンズを手に入れたのだが、朝からどんより曇ったあいにくの天気。 試し撮りに出かける気分にもならなかったので殆ど外出することの無い母の気分転換に・・と成田のホテルに食事に出かけることにした。
勿論カメラは持参していたのでホテルに着くなり試し撮り。 さすがに広角だけあって被写界深度が予想以上に深いことが良く分かる。



ふと、ビールの入ったグラスを撮ってみたらどうなるだろう・・とカメラをグラスに限界まで近づけて撮ってみる。
 絞りはF4の開放だったが思いのほか窓の外の風景まで認識できる程度に写っている。 この辺はマクロレンズとは大違い、広角レンズの性質が見えてきた。



広角レンスといえば画角が広いのは当然だが、成田空港から飛立って頭上を通過する飛行機はどう写るか・・と興味が湧いてきて窓の外にレンズを向けてみた。
普通は地面と頭上に近い飛行機を同時に撮ることは出来ないのに、さすがは広角、飛行機が結構大きく写っていてなるほど・・と納得。
最後に、食事が終わって空になった釜飯の釜に又目一杯カメラを近づけて撮ってみて、「うーん、これはなかなか面白い!」・・・と独り言。

2007年12月20日木曜日

初冬の田園散策

このところ寒い日が続いたが、今朝は陽が昇るにつれて暖かくなったので久しぶりに近くの田園を歩いてみることにした。 街路樹の銀杏やケヤキはもう殆ど葉を落として初冬のたたずまいになった道をあても無く歩く。
ふと旧成田街道脇の屋敷林に聳え立つ巨大ケヤキを近くで見たくなり行ってみるが、屋並や竹林に阻まれて全容が見えない。 唯一見上げることが出来たのはこの逆光の路地裏だった。 それにしてもほんとに大きい!

このケヤキの全容を眺められる場所を探して歩いていたら、遂に谷津に下る小径に出てしまったので諦めてそのまま谷津田に下りた。
今日は風も無く天気が良いので初冬の谷津田はのどかな雰囲気だ。




その時、遠くの田圃の中に大きな鳥が降り立つのが目に留まった。 望遠で覗いてみると鷹の一種のようだ。
早速畦道を辿ってカメラに納められる位まで行ってみることにする。
30m位まで行った所でその鳥は飛立ってしまった。 急いでその姿を追ってシャーッターを切ったのがこの写真。 
この鳥は「ノスリ」だった!


飛び去る姿を目で追っていたら、今度は遠くの電柱の上に舞い降りた。
今度は逃げられないように山際の樹陰の小径を行って20m近くの所まで近づくことが出来た。  鋭い眼光のこの鳥、さすがに猛禽だ!


山際の小径を歩いていると田圃と樹林の間を小鳥が飛び交っているのが目に入る。 何の鳥だろう・・と気になるのだがなかなか姿を見せてはくれない。 高い樹の梢に小鳥は見えても明るい空にはシルエットしか見えない。
小鳥は諦めて歩いていたら農家の前で久々に花の姿。 シーズン初対面の水仙だ!

2007年12月18日火曜日

年の瀬の我が家

毎年のようにこの時期になると何となく気ぜわしくなてくる。 二世帯住宅の普段はあまり掃除もしていないお袋の部屋も気になるし、まして汚れっぱなしの自分達の部屋の大掃除も・・・と気になっていたが、先ず始めた窓拭きが今日ようやく一段落。
その時窓際に置いてあった「シャコバサボテン」が咲いているのに気がついた。 毎年のように年の瀬になると咲きだすこの花がブラジル原産とはちと意外、 何でこの時期に咲くんだろう・・・。
もう一つ、「ミニシクラメン」も窓辺でしなだれているのを見つけた。 水が切れているようなので水を差すと、しばらくしたらシャンとなってきた。 この時期に欠かせない「シクラメン」、一昨日は大きな鉢を買ってきたが、この花の素性は一体何だろう・・・と気になりだして調べたら、東地中海から中近東原産サクラソウ科の花。 これにはびっくり、サクラソウには見えないよ!
その横に置いてある鉢には良く見る花が咲いていた。 この花は「ストレストカーパス」と奥方が言っている年がら年中咲いている季節感の無い花。 こんな季節感のないのはどういう素性の花なのか・・・と又調べたら、ケニア・タンザニア原産イワタバコ科の植物、なーるほど、だから季節感が無いんだ・・と妙に納得してしまう。

2007年12月16日日曜日

シクラメンの季節

今年もいよいよシクラメンの季節がやって来たか・・・と感じる時期になってしまった。

師走に入ると我が家では恒例になっているこのシクラメン栽培農家のハウスを訪れる。
今日は急に冷たい北風が吹きつけて寒くなったが、さすがに出荷を待つ色とりどりのシクラメンが咲き乱れるハウスの中はポカポカと暖かい。
色とりどりの花を眺めながら「今年はどの色の花にしようかしら・・・」と毎年のように思い悩む奥方、 これだけあると目移りしてなかなか決まらない。
「このピンクも優しくてなかなかな良いじゃん?」と見かねて口を出す。
いろいろ見ているうちに、「やっぱり寒々とした時期はこの真っ赤なオーソドックスなやつが良いかも・・」とこちらも迷い始めてしまう。

2007年12月11日火曜日

晩秋の泉自然公園

風邪をひいたり何やかやで毎年訪れる泉自然公園のモミジを見てなかったことを思い出し、もう遅いとは思ったが行ってみることにした。

公園に到着する頃は次第に雲が広がるあいにくの天気になったが天気の割には寒くない。

早速谷間に下りてみると、池の辺の僅かに葉を残したモミジがあるのみで殆どのモミジは散っていた。
人気の無い池に散り残った真っ赤なモミジが印象的。






何年か前にもうっかり忘れていてあわてて来た時は落ち葉だけだったことを思い出す。

モミジを見損なったので野鳥にでも出会わないかなあ・・と歩いていたら池の縁に「カワセミ」を発見!





もう少し近くで撮りたいと思う間もなく何処かへ飛んで行ったしまった。

そういえば以前この先の池で何度かこの鳥に出会ったなあ・・と思い出し、急いでそっちに行ってみる。 

なんとそこには頑丈な三脚に巨大な望遠レンズを構えた数人のカメラマンが何かを狙っている! 

目を凝らすとやっぱりここにも「カワセミ」がいたのだ!
なかなか動かないと思っていたらいきなりジャンプして水面に飛び込み別の木の枝に移動。
何人ものカメラマンが見守る中でこの鳥は一向に逃げる様子がない。 
さすがに公園に住むこの鳥、よほど人の目に慣れているようだ。 

その時誰かの「カワセミは見飽きたなあ・・」との呟きの声。 ふとカメラマンの方を見ると、彼等はあらぬ方の草むらにレンズを向けている。 

その草むらに何か小さなものが飛び込んだのがチラッと見えた。 どうやら日本一小さい「ミソサザイ」を狙っているのかも・・・。

2007年12月10日月曜日

印旛沼周辺の冬の鳥

雲の隙間から時折陽も射す穏やかな陽気、今日は冬鳥をじっくり探してこようとこの印旛中央水路周辺の干拓田に行ってみた。
最初に出会ったのは今シーズン最初の「ツグミ」。 この鳥に出会い始めるといよいよ冬の到来を感じる。 いつものように、近寄るとその先へ飛んで逃げて待っているしぐさはまるで鬼ごっこを楽しんでいるようだ。
芦原で動く鳥を見つけた。 目を凝らしていると姿を現したのは芦原ではこれまであまり見かけたことがない「ジョウビタキ」の雌だった。



賑やかな声がする! 近寄ると一斉に飛立って逃げてゆくのは「カワラヒワ」の群れ。 「スズメ」かと思うくらいの大群にびっくりする。 

草の上に腰掛けてじーっとしていたら、近くの芦原にその群れがやって来た。 我が家周辺でも良く見かけるこの「カワラヒワ」、「スズメ」にも負けぬくらいいっぱい住んでいるってことを知ったのはつい最近になってのことだ。
田圃の方からツーンと芦原に飛ん行く鳥の姿を目撃。 ゆっくり近づいてみるとそれはスマートで姿勢が良い「ホオジロ」だった。 何だか知らないがこの鳥に出会うと嬉しくなるのが不思議。
静まり返った芦原が揺れ鳥の気配。 やがて芦の中にこれまであまり見たことがないスズメのような小鳥が姿を現した。 小刻みに尾っぽを振るこの鳥は「ビンズイ」だ! 


ひとしきり芦の中を飛び回っていた「ビンズイ」が姿を消して再び芦原に静寂が戻る。

ふと、遠くの芦原で小鳥が出たり入ったりするのが見える。 早速カメラを構えながら静かに歩いて行くと、 道端から鳥が飛び出して芦原に逃げ込んだ。 逃げ込んだ辺りの芦原に目を凝らすとそこに今シーズン最初の「カシラダカ」が潜んでいたのだ!

「カシラダカ」に出会った後北印旛沼へ行った見ることにした。

北印旛沼の土手の上から見渡すと、辺りはすっかり冬枯れの景色、何時に無く水鳥の姿が少ないようだ。 何処かに食事にでも行ってるのだろうか・・・。



ぼんやり沼の風景に浸っていたら、岸べ近くで泳ぐ変わった水鳥に気がついた。

変わった髪形のこの鳥は「カンムリカイツブリ」だ! こんな髪型の人、TVで見たことあるよなあ・・・なんてつまらぬことに感心してしまう。
遠くの水面でも2羽の鳥が泳いでいる。 望遠で覗いてみると、のんびり泳ぐこの鳥は「ハジロカイツブリ」のようである。

2007年12月7日金曜日

朝の庭の訪問者

今朝起きて窓を開けたら隣近所の屋根が白くなっていた。 初霜のようだ! 朝晩めっきり寒くなってきていよいよ秋も終わりか・・と朝日が当り始めたモミジを窓越しに眺めていたら、突然庭に小鳥がやって来た!

見るとその鳥は「シジュウカラ」、あわててカメラを持ち出しガラス越しに撮った写真はチョーピンボケ! 




露出やシャッタースピードを合わせる暇も無く、隣の家の白樺の樹に飛んで行ってしまった。
今度はガラス戸を開けて直接この鳥にレンズを向けるも、ちょこまか動いてちっともじーっとしてくれない。
動きが止まった瞬間を捉えたものの写っていたのは背中だけだった。





「シジュウカラ」が何処かへ飛んで行ってしまったと思ったら、その上の電線に別の小鳥が飛んできた。 
羽の色からするとまた「カワラヒワ」がやって来たようだ。
ちょっと目を放した隙に電線の小鳥が二羽になっていた。 
「カワラヒワ」の夫婦かなあ・・と思いながら撮った写真を画面で見たらなんともう一羽は「スズメ」、違う鳥同士が仲良く並んでいるとは微笑ましいものだ。

2007年12月5日水曜日

川村美術館の秋

今朝はかなり冷え込んだが朝から秋晴れの良い天気。 
昼前に昔の仕事仲間と会うことになっていたのだが、あまりに天気が良くて勿体ないのでその前に川村美術館の庭園散策に行ってみた。

美術館は改装中で、庭園を散歩する人の姿がちらほら見える程度。
美術館前の池に映るモミジが秋の深まりを感じさせる。
秋色の樹木に囲まれたモダンな造りのレストランは静まり返っている。
鳥の声を聞きながら雑木林の木漏れ日の中を下って行って池の縁に出た。 池には二羽のハクチョウがじっと立っているだけ。
池の縁から下りた所に見事に色付いた2本のモミジ、秋の陽光に輝いて見事だった。