2006年9月15日金曜日

お彼岸近し

今日は久しぶりの秋空、気温もこの時期にしては珍しく日中でも24℃と心地よかった。 あまりに心地よいのでのんびりしていたが、そろそろ彼岸花が咲くころではないかなあ・・と思い出し、3時過ぎになって田圃に行ってみることにした。

町外れの小径を谷津田に向って下っていると、道端で今年最初のカントウヨメナの花に出会った。
坂道を下り、夕陽に照らされた里山沿ひの小径を通って湿地のようになった休耕田に出ると、 その中に夕陽に照らされたガマの穂が並んでいた。 コガマだ! 



この湿地には国の絶滅危惧II類に指定されているタコノアシが生えてることを思い出し、望遠レンズを通して探してみた。 数年前まで密生していたこの草が、最近はめっきり少なくなってなかなか見つからないようになってしまった。

しばらく探しているとそれらしき草が目に入った。 今ちょうど小さな白い花を付けてるようだ。 この花の跡が秋深くなるとまるで蛸の足のように赤く紅葉するから面白い。
行く手の草むらにひと塊の彼岸花が夕陽に照らされて咲いているのが見えた。 やっぱりもう咲き出していたのだ!
この花を見ると秋になったと実感する。
一度出会うとその後あちこちでこの彼岸花に出会うようになった。 結構咲いてるもんだ!・・と妙に感嘆しながら歩いていたら、もう既に穂を出し始めたススキに出会った。