2006年8月3日木曜日

コモウセンゴケの花を求めて

梅雨明け後涼しい日が続いていたが、今朝は久しぶりに暑い陽射しになった。 この天気なら一昨日は陽が出なくて見損なったコモウセンゴケの花が咲いているに違いないと、さっそく成東の食虫植物群落地に出かけることにした。

真夏の焼け付くような太陽を避ける場所も無い湿原の入り口近く、柵になにやら白い花を付けた草が絡まっている。 見るとそれはセンニンソウだった!
 この夏最初のセンニソウに出会って思わず嬉しさがこみ上げた。
このコオニユリの花だけが明るく咲き誇る広い湿原を渡る風が、じりじりと照りつける夏の太陽の熱気を幾分やわらげてはくれるのだが、それでも額から汗が流れて目にしみる。


管理等で「今日はコモウセンゴケ咲いてる?」と聞いてみると、奥の湿原で咲いてるとのこと。 喜び勇んで先日蕾だった株を探しに行ってみた。
あまりに小さいので先日見たのが何処にあるのかなかなか見つからない。

やっとそれらしき花を見つけた! あの蕾、確かに開いている!
目を凝らすと確かにあちこちにピンクの小さな花が見える。 どれも他の草の陰になっていて写真を撮るのは容易ではない。 
望遠レンズに2xのエクステンダーを着け、マニュアルで葉の隙間を狙ってどうにか撮ることが出来た。
比較的他の草が邪魔にならない花を見つけた。 それにしてもほんとに可愛い! 










これまでモウセンゴケの花は白いものしか見たことが無かったので、まさかこのコモウセンゴケの花がピンクだとはつい最近まで知らなかった。 そういえばこの花が咲く暑い盛りにここに来ることが滅多に無かったから気付かなかったのかもしれないが。