2006年7月8日土曜日

房総風土記の丘

梅雨空のすっきりしない日が続いている。 蒸し暑い。 それでも昨日出会ったオカトラノオの群生が見たくなって房総風土記の丘に行ってみることにした。
 車を降りて歩き始めたが、緑濃い風土記の丘の雑木林の中は花の気配がしない。 鶯が鳴く林をしばらく行くと、ようやくオカトラノオが咲いていた。
もう盛りを過ぎたのか、半ば花が散ってしまったのが多かったが、そんな中で咲き残っている花をみつけてカメラに納めほっとする。 もう少し早く来ればよかったのに、気がつくのが遅かった。
林の中の草むらにもう既にアキノタムラソウが咲き始めていた。 この花、名前とは裏腹に真夏に咲いている姿を見かけることは多いのだが、 7月始めに出会ったのは初めてかもしれない。
良く見るとハエドクソウも咲き始めていた。 面白い形をした花なのだが老眼では直接眼で見ても分からない。 撮った写真だけが頼りなのに、ピントが合う確立もかなり低くて失敗ばかり。 なかなか上手く撮らせてくれない花である。
林の中に昨日出会ったばかりのヤブカンゾウの花の色が見える。 木の間越しに見えるこの花の鮮やかな色が印象的だった。
行く手の道端にもヤブカンゾウが・・・とよく見ると、それはノカンゾウの花だった。 
濃い緑とこれらの赤橙色の花の色の取り合わせがなんとも言えず好きである。