2006年2月14日火曜日

泉自然公園にも遅い春

今日は一段と暖かになったので、久しぶりに泉自然公園に行ってみることにした。 
途中は車の窓を開けると風が心地よいくらいの陽気。 公園に着いてみると、まだ春の花が少ないこの次期に訪れる人は少ないのか、泉自然公園の駐車場は閑散としていた。

急な坂道を一旦菖蒲田に下り、対岸の山径を登って直径3~4cmのモミジバフウのイガクリのような実が一面に散らばる寒々とした外来樹の森に出た。 北米から中米原産のこの樹は姿からは想像も付かないマンサク科の樹なんだそうだ。

鴨などの水鳥がいる池に降りてみることにした。  池に向かって森の中を歩いていたら、頭上の高い樹の梢を鳥が飛び交っているのが目に入った。

 一羽が杉の枝にやって来て、逆さになって盛んに枝を突っつき始めた。 コゲラだ!
公園の池の周囲を巡る小径はポカポカと暖かく、上着を一枚脱がずにはいられなかった。 これは間違いなく春の陽気だ!
近くのベンチに腰掛けて池を見回してみた。 だが静かな池の周辺には春の気配は未だ見えない。

しばらくベンチに座っていた。 ポカポカと暖かい陽射しが心地よい。

やおら腰を上げた。 そろそろ帰ろうか・・と池の縁の急な山径を登りきると、

前方に黄色く光る潅木が目に入った。 どうやらロウバイの樹のようだ!
近くに行ってみるとそれはソシンロウバイの花が咲いているのだった。 広い公園のこんなところに、それも1本だけ。 せっかく咲いているのにこれではなかなか気づかれないに違いない。