2006年2月8日水曜日

未だ遠い春の足音

昨日は暖かくなるとの予報に期待を裏切られたが、今日は朝から快晴の暖かい天気がやって来た。 あちこちの梅の便りが聞こえだしたので、この天気に誘われて佐倉城址公園の梅の様子を見に行ったのだが、一・二輪でも咲き出したかなあ・・との期待に反してどの樹も未だ小さな蕾をつけているだけ。 
仕方ないのでぽかぽかとした陽射しを受けて城跡を散策。
大きな樹が茂る城跡を歩いていたら赤い山茶花が咲いていた。
陽射しだけは確実に春の光になっている。 
ところどころ道端に薄黄色のまるで銀杏のような木の実がいっぱい落ちていた。
これはもしかして・・と見上げると、案の定センダンの実が落ちていたのだった。
センダンの実を近くで見たのはこれが初めて、拾って潰してみると臭い匂いがした。 銀杏ほどではないが、これでは鳥も食べそうも無い。
何か草花でも咲いてないかなあ・・と辺りを見回しながら歩いたが、見つかったのは咲き出したばかりの可愛いオオイヌノフグリだけだった。
春の足音はまだまだ遠そうだ。


佐倉城址から戻り我が家近くの公園の前を歩いていると、広場に鳥が降り立つのが目に入った。
このあたりに多いムクドリかなあ・・と目を凝らしてみると、それはツグミだった。 ついにこの鳥が家並みの近くまでやってきたのだ!
今年出会ったのは未だこれが三度目。 今年はツグミの姿をなかなか見ないなあ・・・と不思議に思っていたが、やっと姿を見せ始めたようだ。 
今年は寒いので餌になる虫が出てくるのが遅れたためかもしれないな・・等と勝手な想像をめぐらせた。