2006年1月20日金曜日

見慣れぬ鳥

昨日風土記の丘に行く途中、田圃で見慣れぬ小鳥に出会った。 遠くで見たときはツグミかと思ったが、近寄ってゆくと色が地味で全く目立たない。 尻尾をピョコピョコしながら歩く姿はどこかセキレイにも似ているが、こんな色のは図鑑でも見たことが無い。
今朝図鑑と写真を見比べていたら、似たような鳥が見つかった。 それはスズメ目セキレイ科の「タヒバリ」だった。
この鳥が田圃にいたら目立たない。 初めて見たのもうなづける完璧な保護色だ。

今日は天気が悪くなる予定だった。 だから家で静かにしてようと思っていたのだが、一向に悪くなる気配が無い。 午後になっても風も穏やか、この陽気に誘われて又ちょっと田圃を一回りしてこようと、中央水路の北端までやってきた。 その時、遠くの電柱に茶色っぽい塊が乗っているのを見つけた。 あれはきっと猛禽に違いない・・と早速近くに行くことにした。 
車が入れぬ場所だったので歩いて近寄ってみた。 あと50m位だろうか、見晴らしが良すぎてそれ以上近寄れないと思いカメラを構えた。 ファインダーの中に揺れる鋭い嘴のシルエットはまぎれも無い猛禽だが、この前見た「コチョウゲンボウ」とはどことなく感じが違うようだ。
もう少し近くに寄れないかなあ・・とゆっくり歩き始めたとたん、気付いた鳥は羽ばたいて宙に舞っていた。
懸命に鳥の飛ぶ姿を追ったのだが・・・、 あっという間に遠くに飛び去ってしまったのだった。

後でこの鳥の名を友達に聞いてみたら、「ノスリ」という猛禽であることが分かった。 比較的生息数が多いので、この辺りで飛んでるのを見かける猛禽はこの鳥かもしれないなあ・・と思った。