2006年11月30日木曜日

急な冷え込み

昨日と打って変わって今日はグーンと冷え込み、氷雨がちらついて寒かった。 急に寒くなると体がついて行けなくて固まってしまう。

この寒さに咲き出したばかりの深紅のゼラニウムがしぼんでいないかと見てみると、案外元気に咲いている。 この花、南アフリカ原産だけあってさすがに暑さも寒さも気にならないようだ。
片隅ではもう殆どしおれてしまってもうお仕舞いと思っていたハマギクが未だ数輪元気に咲いていた。
そういえば蕾が膨らみ始めていたシャコバサボテンはどうなっているかと見てみると、いつの間にか花を咲かせていた。 
毎年この常連の花が咲き出すとクリスマスの雰囲気を感じるようになってくる。
しばらく庭を眺めていたら体が冷えて来た。 最近は冷え性になったのか、足先がじーんと冷えてくるのがよく分かる。 
切り上げて部屋に戻ろうとした時、咲き残っているツリフネソウが目に入った。 こんなに遅くまで咲き残っているとは!

あまりに寒いので今日は一日家に篭りきりだった。
夕刻近く、だいぶ雲が取れて赤く染まった夕空が見えるようになってきた。

これから又晴れるのかなあ?・・と思っていたら、日が落ちてしばらく経ったら空に煌々とが出ていた。
明日はどうやら晴れそうだ!

2006年11月29日水曜日

元気なサーファー達

月曜からずーと雨模様だったが今日4日ぶりによい天気、気温もポカポカと暖かくて過ごしよかった。
こんな日はちょっと遠出して海でも見てこようと九十九里浜に行ってみることにした。

のんびり海を見ながら九十九里有料道路を南下して到着した太東海岸は、元気なサーファー達で賑わっていた。 


秋が深まった11月下旬とはとても思えないような光景に、羨ましさまじりにしばしの間見とれてしまった。

2006年11月25日土曜日

佐倉城址の秋

今朝は冷え込んだが雲一つ無い秋晴れ、何処か近くで秋を堪能できる場所は無いかとと考えていたら佐倉城址のモミジのことを思い出した。 きっとイチョウ並木も色づいているに違いないと、早速出かけることにした。

ウォーキング大会とやらで賑わう佐倉城址の自由広場に通じるイチョウ並木は、予想通り朝日に輝いて綺麗だった。
お目当てのモミジを見に城跡の谷間に行くと、その巨木は未だ紅葉が始まったばかり。 未だ緑の葉が多い巨木を見上げると、梢の様々な色模様がステンドグラスのように綺麗だった。
鮮やかに色づいた梢に陽光が当って輝く様は格別。 この分だと未だこの後2週間以上は楽しめそうだ。 




この城跡の「くらしの植物園」で「古典菊」を展示しているところだった。 「古典菊」ってどんな菊なのか見たくなって入ってみると、何やら見慣れぬ変わった綺麗な菊が並んでいた。 案内書によると、「古典菊」は平安時代から長年にわたって改良され、嵯峨菊、伊勢菊、肥後菊、江戸菊等の品種として受け継がれて来た伝統的な菊の花だという。

この写真の菊は肥後菊の「御所車」というのだそうだ。
この写真は同じく肥後菊の「松風」というものだそうだ。

それにしても、平安の昔からこんなに進化した菊の花を栽培していたとは驚きだった。

2006年11月24日金曜日

ようやくわが町も秋の色

今朝は雨も上がって秋空が戻って来た。 冷たい北風が吹いて手がかじかむほど寒かったが、例年より1週間くらい遅れていた街路樹のイチョウも色づいてきたので散歩がてら見に行くことにした。

例年、里山のケヤキの大木とマッチして一番見事だと思う町道から国道へ抜ける道のイチョウは今年も綺麗に色づいていた。
左手の土手を登って公園から眺めて見ると、国道脇のポプラも黄葉しているのが見える。 普段何気なく見ている風景だが、こうして見ると意外に綺麗だと感心してしまう。


ところで「ポプラ」とはどんな樹木か気になって調べたら、これが「セイヨウハコヤナギ」という柳の一種だという。 日本には明治時代にアメリカからやって来て北海道に植えられ「ポプラ」の名で親しまれているが、これが「柳」とは驚いた!

公園の中を歩いていたらこんもりしたに未だ花が付いていた。 こんな遅くまで花が咲いているとはちょっと意外だった。
公園を抜けて階段を登り、 植え込みにサザンカや色づいたケヤキの樹が植わる町役場の敷地を抜けて前の通りに出ると、 この通りのイチョウ並木もだいぶ色づいていた。
緩い坂道を下ってもと来た方に戻る途中、さっき通った公園の方角が一段と秋色に満ちていることに気がついた。 
こうして見ると身近な所でも結構秋を楽しめるものだ・・・と改めて気付かされた気がした。

2006年11月20日月曜日

秋雨

ここ数日寒気が入って急に寒くなった後、昨日今日と久しぶりにたっぷり雨が降った。

花も殆どなくなって寂しい限りの我が家の庭の片隅で、鉢植えの園芸種のカタバミの葉の上で雫の玉が光っている。 この大きなカタバミ、南米原産の「オキザリス・トリアングラリス」というのだそうだ。
鳥が運んできたマンリョウも雨に濡れている。 
そういえばもう11月半ば過ぎ、つい最近まで青かった実が、見るともう幾分赤みを帯びていた。

2006年11月18日土曜日

秋の鬼怒川・龍王峡

11月17日 龍王峡へ紅葉狩り
年々時の経つのが早くなるよう気がするが、今年も又早々と一年が過ぎようとしている。 山の家の冬じまいに行かねば・・・とせっつかれるような気になっていたが、ようやく決心して昨日の夕方気温7℃の栃木の山にやって来た。
今朝は秋晴れの良い天気、さすがに寒いが既に何台もの観光バスも停まっている龍王峡入り口の駐車場からは紅葉した周囲の山が爽快な気分にしてくれる。
早速、観光客で賑わう龍王峡の急な山径を降りる。 混みあうのは「虹見の滝」迄で、その先の紅葉の森の中の崖の縁から眺めた峡谷は静寂そのもの。 
歩き始めたときは寒かったが、こんな崖上の小径を登ったり降りたりする内に汗が出てきて、紅葉を眺めて立ち止まった時の空気がなんとも心地よかった。
あんなに青空だったのに歩いているうちにだいぶ雲が増え照ったり陰ったりするようになっていた。 
陰った小径は寒々と寂しげだが、陽が当ったとたんに絢爛豪華に輝く紅葉は眩いばかりだ。
何の樹だろうか、真っ赤な紅葉があった。 
モミジの紅葉も綺麗だが、こんな名も知れぬ小さな紅葉にはことのほか心を奪われてしまう。



11月18日 高原牧場の
この日、水周りの凍結防止対策や、鼠害対策が昨日のうちに終わったので、鶏頂山の山越えで帰途に着くことにした。
紅葉真っ盛りのくねくねと九十九折の山径を登って広々とした高原にやって来た。
山裾は心地よい牧場。 樹木の黄葉が陽光を受けて最後の輝きを見せていた。
なだらかな牧場の丘の上、並んだ唐松も心地よく輝いている。
夏には点々と草を食む牛が見えるのに、もうここには牛の姿は無い。
少し下った道路脇に牛舎があった。 牛が顔を並べてこっちを眺めている・・・と思ったが餌を食べているんだろうか・・・。

2006年11月13日月曜日

西印旛沼の富士山

昨日は木枯らし一号が吹き荒れて一気に冬の到来を感じさせる一日だった。
今朝起きてみると風は止んで抜けるような青空が広がっていたが、空気はさすがに冷たくて思わず身震いしてしまうほど。

朝のニュースで雪化粧した富士山の姿を流しているのを見たら無性に見たくなって、朝食もそこそこに西印旛沼に行ってみた。 
期待通り、湖の向こうに神々しい富士の姿が見えていた。
大気の状態も良さそうなのでアップで見ても綺麗かも・・・と、400mmレンズで撮ったのを切り抜いてみると、150km先の富士山がくっきり写ってる! 
これには感動してほくそ笑む。

2006年11月11日土曜日

季節外れの草花

木曜日も金曜日も、せっかくの秋日和だったのにいろいろ雑用が重なって、唯一の楽しみのカメラいじりが出来なかった。 今日は何の予定も無いのだが、天気が悪くて当て外れ。
仕方なく先日撮った写真を眺めていたら季節外れの草花がいろいろあったので、それをアップにして遊んでみる。

先ずは好きなホトケノザ、変わった形だが愛らしい。
田植え前の田圃の畦を飾るムラサキサギゴケも、秋たけなわのこの時期結構咲いていた。 この形も又変わっていて面白い。
何といっても春一番に咲き出すオオイヌノフグリは嬉しいものだが、今頃出会っても立ち止まってしまう。
この花、外来種の雑草だとは思えないくらいすっかり日本に定着している。
春の花といえばこのタネツケバナも常連さん。 でもよく見るといつでも咲いている。
この花、形がアールヌーボウ調で可愛いのだが、小さい上にコントラスト調整が難しく、なかなか上手く撮らしてくれないのが悩みの種。
唯一季節の花といえるのはこのアキノノゲシ。 いま盛りと咲いているが、中にもう真っ白な綿毛になったものもある。 
普段気に留めることも少ないこの雑草、秋の光を浴びて輝くこの綿毛に、意外と綺麗とシャッターを切った。

2006年11月10日金曜日

房総風土記の丘

雨の後は寒い冬がくるのかなあ・・と思っていたら、今日は昨日の雨が嘘のように暖かくて秋晴れの良い天気になった。 この天気に、しばらく行ってない房総風土記の丘へ行ってみることにした。

途中広大な印旛沼干拓田の車窓から猛禽の姿を発見。 急いで車を停めて悠然と空を舞ふ姿を望遠で覗いてみたらどうやらノスリのようだった。
風土記の丘に着くや早速クヌギやコナラの黄葉輝く林の中を散策。 12月半ばに近いというのにポカポカ暖かくて心地よい。
ここへはたびたび訪れているのだが、黄葉真っ盛りのこの時期に来たのは初めてのような気がする。
林の中に綺麗なモミジを見つけ近寄ってみた。 この樹の周りを一回りしてみたが、やっぱり陽光を透かして見るモミジが一番。 人の気配にびっくりして振り向くと、そこに三脚を据えたカメラマン3人がじーっとファインダーを覗いていた。 邪魔してしまったようなので急いで退散。

丘陵を下って坂田が池に行ってみた。 池には小型の水鳥が何羽も泳いでいた。 見ると水量が少なくて所々池の底が出ていた。 通りががりの人の話では外来魚駆除のために水を抜いているのだという。

ふと近くの岸辺の木の枝に鳥がとまっているのが目に入った。 

なんとツグミだった。 又出会ったこの鳥、今年は当たり年かも・・・。
別の枝で何かうごめいている。 見るとそれはメジロだった。
この樹が何の樹か知らないが、房のように生っている小さな実を食べているのだろうか・・。  メジロって、果物や花の蜜だけ食べるのかと思っていたが、先日は樹の幹をつついているのを目撃したし、どうやら虫でも何でも食べているのかもしれないなあ・・・と独り言。

2006年11月8日水曜日

秋たけなわ

今朝は気温が下がって寒いくらいだったが陽が昇るに連れて暖かくなり、昨日の風が嘘のように穏やかな秋晴れになった。 
この気持ちよい天気に誘われて久しぶりに近くの田園を歩いてみることにした。

既に収穫が終わって茶色い地肌を見せているピーナッツ畑の隅で、コスモスが秋の陽射しを受けて咲いていた。
農家の庭のサザンカも、秋の陽射しを受けて暖かそうに咲いている。
里山に差し掛かると、木の枝にカラスウリが下がっていた。 この赤い実を見ると秋も深まったなあ・・・と実感する。




ふと足元にピンクの小さな花を見つけた。

それはなんとホトケノザだった。
毎年夏草が終わったこの時期になると、初春の花の代表のようなこの花によく出会う。 「雑草は一年中花を咲かせて子孫を残すもの」と聞いてはいるが、それでも出会うたびにびっくりしてしまう。
切り通しのようになった里山の小径に差しかかったとき、真っ赤に紅葉した植物が目に入った。 30cmくらいの背丈しかないが見事な紅葉にしばし立ち止まって眺めていた。 この植物、どこかトウダイグサに似ているようだが定かでない。

2006年11月6日月曜日

我が家の庭の常連さん

昨日まで続いた秋晴れの天気が今日は一転曇り空。 朝地面を見ると濡れていたので夜のうちに雨が降ったようだった。 
奥方が何やら小さな花を採って来て生けている。何かと思ったら、それは長年我が家の庭にはびこっているポリゴナムだ。

そういえはこの花は今どうなっているのか庭に出て眺めてみると、狭い庭の通路で踏みつけられるのも物ともせづ群れていた。




だいぶ前にこの花の名を何かで知らべたら「ポリゴナム・カピタツム」と出ていて、以来「ポリゴナム」と呼んでいたが、こりゃ一体なんじゃ?・・と気になりだして又調べてみた。そしたら、一般にはこの花のことを「ヒメツルソバ」と呼んでいるらしい。

このポリゴナム・カピタツムってのは学名でどうやら「多角形の頭」ってな意味らしい。 原産地はヒマラヤ、どおりで寒さにも暑さにも強くて生命力旺盛なわけだ。
花は一体どうなってるのかと、思いっきりアップで撮ってみると、 頭に集まっている小さな花の幾つかが開花して、中の蘂が見えていた。
この花、どこかタデの花に似ているなあ・・と思って再度調べてみたら、 この花はやっぱりタデ科タデ属だった。  長年庭に咲き続けている常連さんなのに、今頃になってようやくその素性に気がつくとは・・・。

2006年11月5日日曜日

黄葉と新緑

今日は午前中はのどかな秋の空だった。
庭に射し込む柔らかい陽の光に、先が茶色になりはじめたヤシオツツジの葉が輝いていた。
一方、何を勘違いしたのかキングサリの樹は瑞々しい若葉を出している。
今年の秋は暖かいのでてっきり春だと思ったのかも・・・。
寂しくなった庭の片隅ではトリカブトが一輪咲いているのみ。 この花には毒は無いんだろか・・・。





そういえばこのところ家の庭でもヒヨドリの声がするようになった。 辺りの木の実が無くなるころ庭の梅の枝に刺して置くりんごに真っ先にやってくるヒヨドリ、きっとその味を覚えているに違いない。 ほんとになんてかしこい奴だろう。