2006年2月15日水曜日

早春のポカポカ陽気

今日はほんとに暖かかった・・というかむしろ暑いくらいの陽気だった。 いつもの防寒着を脱ぎ捨てて散策に出掛けたが、それでも汗が滲み出た。

カワセミを求めて先ずやって来た町外れの用水路、この暖かさに岸辺の柳が心なしか萌え始めてきたようだ。
今日もカワセミの姿は無かった。 去年の暮れに出会って以来今年はまだ全く見かけないなあ・・と覗き込んだら、突然目の前からコサギが飛び出して対岸に逃げていった。
田圃の中の畦道の先に、タネツバナが固まって咲いていた。






そうだ、遅れていたあのお寺の前の紅梅はこの暖かさで咲き出したかも・・と気になりだして行ってみた。

あれー、遠目には未だ花が咲いてるようには見えないが・・・、と近くに行ってみると数輪の花が咲き出したところだった。 でもこの時期にようやくこの程度とは驚きだ。
この暖かさが数日続けば一気に咲き出すに違いない。

梅の開花を確認したらなんか一安心した気分になって再び田圃の畦を歩きは始めた。
田圃の畦の日溜りは、やっとオオイヌノフグリが花盛り。 あちこちにブルーの星が輝いていた。





オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナ、タネツケバナ・・・早春の草花がだいたい出揃ったが、も一つヒメオドリコソウに出会ってない。

どこかに咲き出してるはずだが・・・と目を凝らしながら歩いていたら、やっとこの花が見つかった。
谷津田の奥の田圃にカラスが群れていた。 そういえば先ほど戻ってくるトラクターに道を譲ったが、田起こしした田圃に群れているのだ。 このあたりのカラスは嘴が細いのでたぶん「ハシボソガラス」に違いない。 それにしてもずいぶん集まったものだ!

田圃の端に小さな茶色い鳥が見えた。

少し近くに行って見てみようとすると、ぴょんぴょん跳ねながら逃げてい行くこの鳥は「ツグミ」だった。 暖かくなったせいか、ツグミもようやくあちこちで見かけるようになってきた。


里山の縁を歩いていると、小さな鳥が田圃から山の林に逃げ込んでゆく。 どんな鳥なんだろう・・と気になるのにすばしこくてなかなか見れないなあと思いながら、数羽の鳥が逃げ込んだ雑木林に目を凝らして見ると、木の小枝にとまったスズメくらいの小さな鳥が目に入った。
よく見るとこれは「カシラダカ」だった。
干拓田の葦原でしか出会ったことが無かったこの鳥が谷津田の奥にもいるんだ!と初めて知って大感激。