2005年8月14日日曜日

キツネノカミソリ

早いもので暑い暑いと言ってるうちに8月も半ば、どこかで咲き出したキツネノカミソリの話題をTVで放映している。 この辺りもきっと咲き出してるに違いないと、久しぶりに真夏の青空が戻った房総風土記の丘に早速出かけることにした。

里山の木陰といってもやっぱり暑い。 下草の茂みに目を凝らしながら歩いていると、額から汗が滴り落ちてきた。

この時期、辺り一面に薄紫の花を付けたアキノタムラソウが群れている!










でもなかなかキツネノカミソリは見つからない。 近年ここの里山は夏の終わりに下草刈りが行われるようになったので、もしかしたらキツネノカミソリが消滅したんじゃないだろうなあ・・等と考え込みながら歩いていたら、

このアキカラマツの花が咲いているのを見つけて嬉しくなる。
真夏に咲いてるというのに、この花を見ると秋の風情を感じてしまうのはどうしてだろう・・・。
キツネノカミソリを諦めかけた時、暗い林の中にあの赤橙色の花が目に入った! 
やっぱり咲いてたんだ!と嬉しくなって下草を掻き分け近くに行く。
更に歩いてゆくと、点在する古墳の山の陰にこの花が群れ咲いていた。 目を凝らすとあちこちの草むらにポツンポツンと咲いているではないか。 これなら心配することは無かった!・・とホッとする。


目的を達した満足感に浸りながら元来た道を戻った。

ふと、木洩れ日に照らされた笹薮の中に白い塊があるのが見えた。 なんかの花だろうか?・・と分け入ってみると、これはベニバナボロギクの花の跡だった。 こんなに凄い綿毛を付けるとは知らなかったのでビックリだった。