2005年8月4日木曜日

稲の花

梅雨が逆戻りしたような天気が続いている中、 先週の土日は昔のスキー仲間の集いがあって長野の白馬村に行ってきた。 ところが家に帰ってきた翌日、喉がひどく痛くなり、38度の熱が出てすぐさまダウン。 20時間近く床についていたらようやく回復。 友達に「その歳で知恵熱とはうらやましい!」とからかわれてしまった。

今日は気分も良好、体を慣らすために散策に出掛けた。 朝から陽が射して猛烈に暑いが流れる汗が心地良い。 成田旧街道の街並みに抜ける森に何やら花が咲き始めていた。
それはクサギの花だった。 花が咲いて綺麗なブルーの実を付けてる初秋の姿はお馴染だが、こんな暑い時期に咲き出してる花を見たのは初めてのような気がする。
旧成田街道を横切って酒々井の古い家並の間の小径を行くと、一際艶やかに咲き乱れるミソハギに出会った。 
見ると蜜を吸いにきたクマバチヒメアカタテハが花の間を飛び交っていた。
農家の生垣にからまって何やら白い花が咲いている。 センニンソウだ!
例年この花に出会うのは8月半ば過ぎ、随分早くから咲き出してるなあ・・・と思わず走りよってシャッターを押した。

やがて西井戸に続く小径を下って行くと、顔や背中の流れるような汗も幾分収まってきた。 
森の中はヤブミョウガが真っ盛りを迎えていた。 里山ボランティアの人々が管理するようになってから、一段と見事に咲くようになって来たのは嬉しい限りだ。
つい先日まで青々としていた森の前に広がる谷津田が幾分黄色みがかって見える。
近寄ってみると稲が花を付けているのだった。
そういえば今月末には稲刈りが始まってもおかしくないのだなあ・・・と、季節の移り変わりの速さを改めて感じた一時だった。