2005年7月17日日曜日

川村美術館の庭園散策

今日もじっとりと蒸し暑い一日だったが、久しぶりに川村美術館を訪れた。
佐倉市のこの美術館の庭園には今大賀蓮が咲き、森の中に山百合も咲き出したとのニュースを聞きつけた大勢の人々が繰り出していた。

満杯の駐車場に何とか車を止めて庭園へ向かうと、綺麗に咲き揃った桔梗が先ず目に入った。
森の中のあちこちに蕾を付けた山百合の姿があった。 見回してみると幾つか花をさかせているものもある。 近寄るとあの強い百合の香りが漂っていた。
坂道を下って里山沿いの遊歩道を行くと、道端の山野草を植えた花壇にキツリフネの花が一つだけ咲いているのを見つけた。 4-50cmはありそうな大きな株に一輪だけとはちょっと寂しかった。
一番奥の里山の中はこの時期何も咲いてないだろうなあ・・・と覗いてみると、白い小さな花が見えた。 そうだ、ここにはヤブミョウガが咲くんだった!と思い出し、中に入ってみた。 森の中は案の定ヤブミョウガが一面に咲き始めているのだった。

森を出て谷間の池に行ってみた。 ここには大賀蓮が咲いているはずなのだ。
汗を拭き拭き池のふちに降り立つと、周囲にはカメラを持った大勢の人達が盛んに大賀蓮を撮っていた。

午後3時を過ぎていたせいか、大部分の蓮の花はつぼまり加減である。 それでも淡いピンクの大きな花のなんと上品で奥ゆかしいことか!・・と溜息が出た。