2005年7月2日土曜日

佐倉城址の夏の花

このところ梅雨空というのに蒸し暑い日が続いている。 まるで蒸し風呂の感じだ。

ふと見ると、庭の片隅のハンゲショウの葉が白く色付き、花を咲かせているではないか! このハンゲショウ、こんな梅雨時にほんとに良く似合う。








そういえばそろそろネムノキの花が咲き出してるかも・・と思い出し、早速佐倉城址公園に行ってみることにした。

城跡の森の中をネムノキを探して歩きはじめたとき、傍らの空濠のくさむらにユリのような花が一輪咲いているのが見えたので降りて行ってみると、それはノカンゾウの花だった。 もうこの花が咲く頃なのか・・と一瞬驚いてしまったが、考えてみるともう7月に入ったんだから不思議は無いのだ。

なかなかネムノキは見つからない。 二の丸跡、本丸跡と広い城跡の木々を見上げながら歩いてついに一回りしてしまった。 あと残ったのは姥が池周辺だけだ。

姥が池への下り道の斜面にタケニグサが花をつけていた。 ちょうど草刈り作業のエンジンの音が谷間に響いているところだったが、このタケニグサの生えてる一角は未だ刈らずに残されていた。
姥が池の脇にヤブカンゾウが咲いていた。 ノカンゾウやヤブカンゾウのこの色、白い花が多い時期だけにことのほか好きなのだ。









池の脇を通り過ぎてついこの前まで色とりどりの花菖蒲が目を楽しませてくれた菖蒲田に出た。 もう数えるほどしか花菖蒲は残っていない。

周囲の里山の縁にお目当てのネムノキを見つけた。 だかあの煙ったようなピンクの花は見当たらなかった。 
近くに寄ってみると梢の上に蕾を一杯付けている。 中に幾つか蕾の先が赤くなっているのが見えた。 あと一週間もすれば見頃かもしれないなあ・・・。