2005年7月29日金曜日

暑い夏!

朝の内曇っていたので今日は幾分ましかなあ・・・と以前から気になっていたレンズのゴミ取りとカメラの素子の掃除をしてもらいに出かけることにした。
電車に乗って1時間、カメラメーカーのサービスセンターのある幕張副都心に着いた時は真夏の太陽がジリジリと照りつけていていた。









折角電車賃をかけてここまで来たのなら・・と先日友達が大賀蓮を見に行ったと言っていた千葉公園に寄り道することにした。
友達の情報通り、千葉公園の大賀蓮は殆ど終りかけていた。 広い蓮田に僅かに咲き残った蓮の花が強い陽射しの中で優雅にに咲いていた。
未だ蕾も幾つか残ってはいるが、この花のシーズンもあと1週間あるだろうか・・・。
ふと見ると、蓮の葉陰に咲いてる花がまるで日傘でも差しているように見える。 
ほんとに暑い!
蓮田を後に帰ろうとしたとき、ワルナスビの花が目に入った。 そういえば、以前この公園のあちこちでこのワルナスビに出会ったことを思い出した。 
又出会ったこの花を記念に撮って帰途に着いた。

2005年7月27日水曜日

台風一過の印旛沼干拓田

昨日、久しぶりに大きな台風が千葉県を直撃した。 この台風、数日前から雨が断続的に降り続いた雨台風。 風は思いのほか弱くて夜のうちに銚子沖に抜け、今朝になって次第に青空が広がり猛烈な暑さが戻ってきた。

所用で出かけた成田からの帰り道、広々とした印旛沼干拓田の様子が見たくなり寄り道。
昨日の台風が嘘のような真夏の眩しい太陽のもと、青々と成長した稲が未だ吹き付ける北西の風になびいて輝いていた。

2005年7月23日土曜日

ヤマブキの実

ヤマブキの花を見るたびに 中学時代の優しい女の先生の顔を思い出す。 その先生が物語ってくれた大田道灌の逸話の中の 「七重八重 花は咲けどもヤマブキの 実の一つだに 無きぞ悲しき」 という有名な詩を思い出すからだ。

春先に我が家の裏にシロヤマブキの花が咲いて久しいが、ふと見るとそのヤマブキの花の跡に4つの綺麗なコーヒー色の種が付いていた。 
冬になると葉の落ちた裸のヤマブキの樹に真っ黒な種が付いているのだが、この時期の種がこんな色とは知らなかった。

ヤマブキには種が付く。 でも確かに実のようなものは未だ見たことが無い。

2005年7月20日水曜日

百日紅が咲きだした!

今日は一日涼しかった。 真昼でも28度にしかならなかった。 涼しいとやっぱり田園散策に行きたくなる。
昨日は時間が遅すぎたので今日は午後4時に家を出て近くの谷津田を一周してくることにした。

緑濃くなった咲く谷津田を渡る風が心地良い。 ヒマワリがポツンと咲いていた。
田圃の畦の草むらの中に橙色の花が咲いてるのが目に入った。 何だろうと思ったらヤブカンゾウだった。 草刈り後の二番花だろうか、 普通のものより随分背が低い。


脇の林はヤブミョウガの群生地だ。 先日川村美術館で咲いてるのを見たのでここも咲いてるかもしれないと林に入ってみた。

案の定ここも咲き出していた。 ちょうど3分咲きくらいだろうか・・・。
もう1-2週間もすれば林の中は真っ白になるに違いない。




林の中を抜け、急坂を登りつめると住宅が散在する台地となる。

家と畑が続く田舎道を歩いていると百日紅が咲いているのに出会った。 今年最初の百日紅だ!





百日紅の花に感激し、更に歩いていると先の畑の脇に綺麗な赤い花が咲いているのが見えた。

近くに行って見るとそれは咲き残ったバラの花だった。 小ぶりのこの赤いバラがとても新鮮に見えて嬉しかった。

2005年7月19日火曜日

夕焼け

今日も朝から30℃近くになって猛烈に暑かった。 こう暑くては出歩く気にもならず家に閉じ篭っていたが、夕方から急に涼しい風が吹き出した。 
午後6時、涼しい風に誘われてカメラ片手に近くを歩いてみることにした。 
ついこの前までこの時間は未だ明るかったのに、もう日が暮れかけている。 ちょっとの間に日が落ちるのが随分早くなったなあ・・と思いながら町外れに出ると、空地の草むらの中に赤い花が咲いているのが見えた。

コスモスの花だ! 大分暗いので上手く写るかなあ・・と思いながらもシャッターを切ってみたのだが、やっぱりみごとにぶれていた。 感度をもっと上げればよかったのだが忘れていた。
夕空を眺めながら歩いていると、人家の庭のノウゼンカズラが夕日にぼんやり照らされて咲いているのが目に入った。 こんな条件で撮ったらどんな写真になるんだろう・・とちょっと興味が出てきて撮ってみたのがこの写真。 まずまず見た感じに近く写っていたのでほっとする。

もう直ぐ7時になろうとするころ、写真は諦めて帰ることにした。

振り返ってみると国道の向こうの空が夕焼けになっていた。 
夕焼けを見るのは久しぶりのような気がする。

2005年7月17日日曜日

川村美術館の庭園散策

今日もじっとりと蒸し暑い一日だったが、久しぶりに川村美術館を訪れた。
佐倉市のこの美術館の庭園には今大賀蓮が咲き、森の中に山百合も咲き出したとのニュースを聞きつけた大勢の人々が繰り出していた。

満杯の駐車場に何とか車を止めて庭園へ向かうと、綺麗に咲き揃った桔梗が先ず目に入った。
森の中のあちこちに蕾を付けた山百合の姿があった。 見回してみると幾つか花をさかせているものもある。 近寄るとあの強い百合の香りが漂っていた。
坂道を下って里山沿いの遊歩道を行くと、道端の山野草を植えた花壇にキツリフネの花が一つだけ咲いているのを見つけた。 4-50cmはありそうな大きな株に一輪だけとはちょっと寂しかった。
一番奥の里山の中はこの時期何も咲いてないだろうなあ・・・と覗いてみると、白い小さな花が見えた。 そうだ、ここにはヤブミョウガが咲くんだった!と思い出し、中に入ってみた。 森の中は案の定ヤブミョウガが一面に咲き始めているのだった。

森を出て谷間の池に行ってみた。 ここには大賀蓮が咲いているはずなのだ。
汗を拭き拭き池のふちに降り立つと、周囲にはカメラを持った大勢の人達が盛んに大賀蓮を撮っていた。

午後3時を過ぎていたせいか、大部分の蓮の花はつぼまり加減である。 それでも淡いピンクの大きな花のなんと上品で奥ゆかしいことか!・・と溜息が出た。

2005年7月15日金曜日

梅雨の晴れ間の夏の花

今日は朝から陽が射して気温も鰻上り。 この暑さにじっとしてると体がなまってしまうのではないかと、久しぶりに田園散策に出掛ける事にした。
5分も経たぬ内に額から汗が滴り落ちてくる。 
家並の外れを流れる中川べりをカワセミを探しながら歩いたが見当たらない。

持参した水を飲みながら更に歩くうちに稲が大きく育った田圃に出た。 この辺りの農家がよく植えているタチアオイが田圃の際にポツンと咲いている。 
田圃の脇を歩いてゆくと、農家の前の道端に暑い夏を象徴するような赤いカンナが例年どおり咲き揃っていた。 
このカンナ、深紅の色に魅かれて毎年のように撮っている。
小山を越えた先の農家の庭の樹に橙色の花が絡まって咲いているのが見えた。 ノウゼンカズラの花だ!
この花に出会うと夏が来たことを実感。 一層暑さが身にこたえ汗が吹き出る。
あまりに暑いのでだらだら坂を登って山寺の森へ向うことにしてふと脇を見上げるとヒオウギスイセンが目に入った。 この花も田舎でよく出会う懐かしい花である。 



森の中に入ってほっと一息。 森の中はやっぱり涼しい。 
森の中にエンジンの音がしていた。 森の中ほどの墓地で小型ブルト-ザーが穴を掘っていたのだ。 近在でお葬式でもあるらしい。

静まりかえっている森の中のお堂脇に、アジサイが未だ綺麗に咲いていた。
お堂の近くの森の中に蕾を付けた山百合の姿もある。 この花が咲く頃又来てみようと誓って家路についた。 
汗を拭き拭き時計を見ると既に1時間半も経っていた。

2005年7月2日土曜日

佐倉城址の夏の花

このところ梅雨空というのに蒸し暑い日が続いている。 まるで蒸し風呂の感じだ。

ふと見ると、庭の片隅のハンゲショウの葉が白く色付き、花を咲かせているではないか! このハンゲショウ、こんな梅雨時にほんとに良く似合う。








そういえばそろそろネムノキの花が咲き出してるかも・・と思い出し、早速佐倉城址公園に行ってみることにした。

城跡の森の中をネムノキを探して歩きはじめたとき、傍らの空濠のくさむらにユリのような花が一輪咲いているのが見えたので降りて行ってみると、それはノカンゾウの花だった。 もうこの花が咲く頃なのか・・と一瞬驚いてしまったが、考えてみるともう7月に入ったんだから不思議は無いのだ。

なかなかネムノキは見つからない。 二の丸跡、本丸跡と広い城跡の木々を見上げながら歩いてついに一回りしてしまった。 あと残ったのは姥が池周辺だけだ。

姥が池への下り道の斜面にタケニグサが花をつけていた。 ちょうど草刈り作業のエンジンの音が谷間に響いているところだったが、このタケニグサの生えてる一角は未だ刈らずに残されていた。
姥が池の脇にヤブカンゾウが咲いていた。 ノカンゾウやヤブカンゾウのこの色、白い花が多い時期だけにことのほか好きなのだ。









池の脇を通り過ぎてついこの前まで色とりどりの花菖蒲が目を楽しませてくれた菖蒲田に出た。 もう数えるほどしか花菖蒲は残っていない。

周囲の里山の縁にお目当てのネムノキを見つけた。 だかあの煙ったようなピンクの花は見当たらなかった。 
近くに寄ってみると梢の上に蕾を一杯付けている。 中に幾つか蕾の先が赤くなっているのが見えた。 あと一週間もすれば見頃かもしれないなあ・・・。